これからのドレンアップ配管に欠かせない!ちょっと先行く【ドレンあげゾウ】のメリット
※この記事は2020年8月3日に公開しましたが、校正し直し2023年3月23日に再公開しました。
ドレンアップ配管は進化している
空調機のドレンアップ配管にもVP管やドレンパイプを用いることが主流でしたが、室内機とドレンアップ配管の芯ずれなどに対応できるように、断熱ドレンホースの活用が急速に進んでいます。継手を使用する個所が多く施工時間や漏水事故に悩まされた経験をお持ちの施工業者様も多いでしょう。少人数で現場入りしても、ドレンアップ配管部分に継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】を用いれば、短時間で確実な施工が実現します。
漏水リスクが低減できる
図1:「継手付断熱ドレンホース(品番:DSH-UP20ES07)」の配管イメージ図
ドレンアップ配管において、天井漏水は大きな課題です。これまでは、図1の左側のようにVP管やドレンパイプにエルボやソケットなどの継手を接着施工するので、漏水リスクが避けられませんでした。しかし継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】なら、断熱ドレンホースと継手を接着した状態で漏水検査を全数実施しているので、漏水リスクを回避できます。さらに、室内機やドレン配管との接続部についても、通水試験の時に同梱の漏水検知シートを添わせるだけで滲み漏れの有無を目視確認できるようになります。図2の右下にある試験紙が漏水検知シートです。水分に触れた部分の青い線が消えて無くなる仕組みなので視認性が良く画像で共有しやすくなりました。なお、通水試験終了後には見える部分を切り取って仕上げてください。
配管ルートの自由度が高まる
ドレンアップ配管にVP管やドレンパイプを使っているとうんざりする芯ずれの調整も、本体が断熱ドレンホースなのでフレキシブルに操れます。
充実したセット内容
継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】は、1台のドレンアップ配管に必要な配管部材を網羅しています。
- 継手付断熱ドレンホース700㎜✕1本
- ホースバンド✕2個
- エルボ保温カバー✕1個
- ストレート保温カバー✕1個
- 断熱粘着テープ(L150mm×W50mm)✕1枚
- 漏水検知シート✕2枚
カンタンな施工方法
用意する部材は継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】と配管支持部材だけ。施工はとてもカンタンです!
「継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】」は部品点数が少なく、部品を揃える手間、施工時間を短縮することができます。また、接続箇所が少ないため、漏水リスクを低減することができます。
【ドレンあげゾウ】の豊富なラインナップ
当初VP管やドレンパイプを前提に発売された継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】は人気を博し、今では断熱ドレンパイプ(ACドレン)用までラインナップが拡充されています。
品番 | エルボ側適合VP管径 | ストレート側適合VP管径 |
DSH-UP20ES07 | 20A | 25A |
DSH-UP25ES07 | 25A | 25A |
DSH-UP203ES7 | 20A | 30A(ACドレンサイズ25) |
DSH-UP253ES7 | 25A | 30A(ACドレンサイズ25) |
立ち上げた支持部もつぶれにくい
断熱ドレンホースは便利ですが、支持部のつぶれに対して不安に感じている施工業者様もいます。特にドレンアップ配管では、断熱ドレンホースの最大立ち上げ部に負荷がかかり経年破損する恐れもあります。
そんな部分には「配管支持部材(品番:ZB-HSB)」を活用しましょう。これを使えば、ホース支持部が360°回転して断熱ドレンホースとの接点を確実に面にして負荷を分散できるので、つぶれにくいといえます。お使いになった施工業者様から「ドレンホースの固定がとても楽だ」と大変喜ばれていることもあり、自信を持ってオススメしております。
最大立ち上げ部に使用する配管支持部材(品番:ZB-HSB)
品番 | 適用全ねじボルト |
ZB-HSB | W3/8 |
丁度いいところに全ねじボルトを配置できる
そもそも横引きが長いからドレンアップ配管をしているので、支持金具を固定する壁や柱が近くに無いこともドレンアップ配管の課題です。その点、「全ねじ直交金具(品番:ZB-VF)」は、室内機を吊っている3分の全ねじボルトに直交させて全ねじボルトを配置し、丁度いい高さや方向に「配管支持部材(品番:ZB-HSB)」を固定できます。なお、直交させる断熱ドレンホースを支持する目的の全ねじボルト長は330mm以下で使用してください。
室内機を吊っている全ねじに取付ける「直交金具(品番:ZB-VF)」
品番 | 適用全ねじボルト |
ZB-VF | W3/8 |
まとめ
エアコンのドレンアップ配管は隠蔽部を通すことになるため、漏水には細心の注意が必要です。「継手付断熱ドレンホース【ドレンあげゾウ】」は、部品点数が少なく、部品を揃える手間、施工時間を短縮することができます。また、接続箇所が少ないため、漏水リスクを低減することができます。そして、全ねじ直交金具(品番:ZB-VF)と配管支持部材(品番:ZB-HBS)を使用すれば全ねじボルトを使用してカンタンにドレンアップ配管の支持ができます。
室橋尚哉
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