電動ツールは進化している

職人不足を受け、電動ツールの活用が急速に進んでいます。マルチツールやマルチ探知機などのツールを使い、施工時間を短縮している施工会社様も増えています。一人で現場に入る際も、目的に合ったツールを使えば相当の仕事がこなせるようになります。

100kgの機器を30秒間で3m以上持ち上げられる

某電気工事会社様では、50kg程のエアコン室外機を肩に担いだ状態で脚立を登っていました。これまでは当たり前でしたが、年々重量が増すヒートポンプに対して限界を感じる方もいます。特にベテランの職人には負担が大きい搬入や持ち上げの工程だけは、他の現場から応援をいれて2人1組で運ぶこともあるでしょう。

わざわざ「電動ワイヤーアッパー」を持ち込むまでもないと思われるかもしれませんが、既にお使いの職人からは、「電動ワイヤーアッパーは1社に1台は必要」ととても喜ばれています。導入した途端、たった1人でも100kg前後の機器を、わずか30秒程度で3m以上の高さまで持ち上げられるので施工時間を短縮することができます。

電動と手動の切り替えができるハイブリット型

「電動ワイヤーアッパー」は1台から翌日出荷です。

「電動ワイヤーアッパー」は、100Vの電源が確保できない現場や停電時などには、付属のハンドルを取り付けて手動へ切り替えることが可能です。また、コントローラーのトリガーを深く握ると速くなり、浅く握ると遅くなる為、かさ調整がしやすい商品です。本体は外側の4脚と中心の1脚の合わせて5点が接地されます。脚4点接地時と脚5点接地時では積載荷重が変わりますので、下記の表をご参照ください。

※は脚4点接地時の積載荷重です。UE300の脚5点接地時の積載荷重は「～3m：150kg」です。UE370の脚5点接地時の積載荷重は「～3m：120kg」「3～3.5m：100kg」「3.5m～：80kg」となります。

急な跳ね上がりがないワイヤウィンチ式

「電動ワイヤーアッパー」には気圧タイプや水圧タイプのものがあります。特に気圧タイプのものは、一定の速度の昇降が難しく、跳ね上がりや急降下が起こりやすいという欠点があります。しかし「電動ワイヤーアッパー」は電気を使用したワイヤウィンチ式（ワイヤーを使用して重量物を持ち上げる）であることから、常に一定の速度でコントロールすることができます。

足場が悪い現場でも水平を保つ無段階調整式脚（UE300、UE370のみ）

商品によって脚の仕様が変わります。

UE300及びUE370は、ワンタッチで脚の長さを調節する無段階調整式脚を採用しているので、段差や勾配のあるような現場でも水平に設置することが可能です。一方でUE330及びUE400は無段階調整式脚ではあるものの、脚にはキャスターが付いているので足場が悪い現場での使用はできません。必ず水平な位置に設置して使用してください。ただし、キャスターが付いていることで水平方向の微調整がしやすく、女性でもカンタンに移動させることができます。

脚を折り畳んで壁際作業ができる最新モデル

「電動ワイヤーアッパー（品番：UE40CW）」は1台から翌日出荷です。壁からマスト中心まで最小で26.5cmです。

「電動ワイヤーアッパー（品番：UE40CW）」は、UE300、UE370、UE330、UE400と同じワイヤウィンチ式に加え、脚を折り畳むことができるので壁際での作業にオススメです。1脚だけ折り畳んでも安定感を維持するので安全な作業が可能です。

サイドローラー付きで積み下ろしがカンタン

UE40CWの新設計として積み下ろしがしやすいサイドローラーが付いています。

「電動ワイヤーアッパー（品番：UE40CW）」はUE300、UE370、UE330、UE400よりも本体重量が重いので、積み下ろしがカンタンに行えるようにサイドローラーが付いています。また、本体のハンドルにはブレーキが付いていますので、キャスター移動の際もコントロールがしやすい新設計となっています。

まとめ

エアコンなどの機器を2階以上の上層階へ運搬するのは、労力や時間を要する作業です。運搬に慣れている方にも、「電動ワイヤーアッパーは1社に1台は必要だ」と喜ばれている商品です。特にエアコンや給湯器などを壁掛け設置する現場が多い施工会社様に「電動ワイヤーアッパー」の活用をオススメします。