工具を使わずワンタッチで接続ができる樹脂管用循環金具

追い焚き配管が銅管から樹脂管に移行することにより、多くの施工業者様がタケノコ仕様の循環金具を取り入れました。いまや銅管ロウ付作業は減り、スムーサーを使用した樹脂管挿入に置き換わりました。しかし、気温が低下する冬場は、架橋ポリエチレン管が硬化するので通常よりも更に挿入しにくくなります。本稿では、スムーサーを使わずに施工スピードを格段に向上させる「ワンタッチ式循環金具(樹脂管用)」をご紹介します。

労力の低減と施工性の向上ができる

安価で人気の高いタケノコ仕様の追い焚き用循環金具ですが、冬場になると架橋ポリエチレン管が固くなり、スムーサーを使用しても相当の力が必要です。狭い浴槽のエプロンの下では力が入れられないのでお湯で一時的に架橋ポリエチレン管を温めて柔らかくすることをオススメしていますが、そんなひと手間をなくし、施工スピードを向上させるのが「ワンタッチ式循環金具(樹脂管用)」です。

目と耳で確認ができるワンタッチ継手を採用

図1:ピンク色のジャンプピンが外れていれば施工完了です。

「ワンタッチ式循環金具(樹脂管用)」に使用されている継手は、架橋ポリエチレン管を適正な位置まで挿入すると「パチン」と音がすると同時にジャンプピンというピンク色のピンが外れます。目視ができないような暗所作業の場合には音を頼りに接続確認ができ、反対に「パチン」という音を聞き逃しても、ピンが外れていることを全周に渡る透明樹脂から目視で確認が取れるので安心して施工することができます。音が鳴らなかったり、ジャンプピンが外れない場合は、正しく接続がされていないことになります。また、給湯器側も「追い焚き用メスアダプタ」を使用すればワンタッチで施工ができるので段違いな施工スピードで作業を進めることができます。

現場に合わせて選定できる3種類をラインナップ

在来工法の浴槽に多く使われるS型(ストレートタイプ)、ユニットバスで必要になるL型(アングルタイプ)、どちらのタイプにも対応でき、事前に現調する必要がないSL兼用型の3種類をご用意しています。すべての工事をSL兼用型で対応する設備業者様や、新規にはS型やL型、交換工事にはSL兼用型という具合に使い分ける設備業者様もいらっしゃいます。

SL兼用型、S型、L型それぞれ1個から当日出荷です。

品番 タイプ 接続口 浴槽厚み
SKJ-30LPO SL兼用 10A

15mm以内



SKJ-30LPO13 13A
SKJ-31LPO L型 10A
SKJ-31LPO13 13A
SKJ-32LPO S型 10A
SKJ-32LPO13 13A

板厚用セットを使用すれば15~45mmまで対応可能

「厚板用セット(Lシリーズ)」は1セットから当日出荷です。

金属製の循環金具と比較すると約65%も軽量化されているので、浴槽厚が薄いユニットバス等に最適です。しかし、浴槽の厚み15mm以内の対応になるので、15mm以上の厚さがある浴槽に使用する場合は「厚板用セット(Lシリーズ)」のご使用をオススメします。浴槽厚みに合わせて、15~30mmまで対応できる「SKJ-KLB30L」と30~45mmまで対応できる「SKJ-KLC45L」の2種類からお選びいただけます。

まとめ

樹脂管に対応した追い焚き用の循環金具はタケノコ仕様が主流ですが、配管接続作業にはスムーサーが必要です。しかし、冬場は架橋ポリエチレン管が固くなるので通常よりも更に挿入しにくくなります。その点、樹脂管を手で押し込むだけの「ワンタッチ式循環金具(樹脂管用)」なら工具を使わずとも作業スピードが劇的に向上します。また、目と耳で接続の完了を確認することができるので、安心して作業をすることができます。

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