カフェやコワーキングスペースで作業する機会が増え、デバイスの充電が必要なことから、店舗のインテリアに調和するスリムでスタイリッシュなコンセントが普及しました。店舗でよく見かける細長い形状の『家具・機器用コンセント』は、住宅内でも人気が高まっており、近年、多くの家電製品の普及に伴い、ダイニングテーブル周辺やカウンター下、寝室のヘッドボード付近など、低い位置や狭いスペースに設置できるコンセントが求められています。

洗練されたデザインの「家具・機器用コンセント」

代表的な家具・機器用コンセントとしてはPanasonic社の狭小スペース・住設機器組み込み用コンセント「Sプレート」や、神保電器社のNKシリーズ「KAG」が挙げられます。スリムで洗練されたデザインが特徴で、キッチンの収納ユニットや洗面ユニットなどの家具に埋め込むため、家具用コンセントとも呼ばれています。　しかし、家具用コンセントの開口サイズは通常のコンセントと異なり、一定の技術と時間が必要です。小判穴ホルソーで開口できれば簡単なのですが、開口サイズが合わずに使用できない…といった声も聞かれます。

家具用コンセントの開口寸法

家具用コンセントの開口寸法は通常のコンセントと異なります。さらに、1口・2口・3口のタイプや、はさみ金具の使用の有無、ボックス施工の有無によって異なります。例として、はさみ金具を使用して施工する場合の開口寸法は、以下の通りです。

家具用コンセントケガキレベル

通常のコンセントとは異なるサイズの家具用コンセントも、ジェフコムの『家具用コンセントケガキレベル』を使用すれば、正確な墨出しができ、スムーズに開口作業を行うことができます。サイズは【はさみ金具対応取付枠専用】と【直付け枠専用】の2種類があります。ブルーの気泡管は見やすく、平行を取るのに便利です。

ジェフコムの家具用コンセントケガキレベルは1個からお取寄せいたします。

ケガキレベルの外径サイズはPanasonic社のSプレートの開口寸法にピッタリですが、目盛りがついているため、数ミリ異なる神保電器製コンセントの開口寸法にも対応します。ボディが透明なので背面が見やすく、ケガくほかにも、電動工具のルーターで加工する際のセンター穴も書き込むことができます。なお、ルーター加工は直付け取付の場合のみ可能です。ルーター加工を行う際はφ30のルーターを使用してください。

まとめ

インテリアに溶け込むデザインと機能性が求められる家具・機器用コンセントは、住宅でも需要が高まっています。一般的なレベルでも開口作業は可能ですが、ジェフコムの『家具用コンセントケガキレベル』を使用することで、作業時間を短縮し、効率よく設置できます。専門的な用途の製品ですが、狭小スペースや家具へのコンセント追加作業にも迅速に対応できるため、作業現場での強い味方となるでしょう。