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屋外スイッチの安全性を高める『防雨埋込スイッチプレート』のご紹介

屋外で使用するスイッチには、電気的な安全性と耐久性が求められます。本稿では、パナソニック社の『防雨埋込スイッチプレート』をご紹介し、その特長や施工現場での具体的な活用事例を解説します。

屋外のスイッチが抱えるリスク

屋外に設置するスイッチは、雨水が内部に侵入すると電気回路がショートし、重大なトラブルや事故につながる可能性があります。特に、長期間使用された防雨スイッチプレートでは、防水の肝でもある樹脂部分に、経年劣化によるひび割れが生じることで防水機能が低下してしまうこともあります。

防雨埋込スイッチプレートとは?

『防雨埋込スイッチプレート』はその名の通り、埋込スイッチを防雨型にすることができるアイテムです。防雨型の露出スイッチも同じような場面で使われますが、埋込スイッチを使うことで屋外にもスマートな印象を持たせることができます。

IPX3の防水性能を有した埋込スイッチプレート

パナソニック社の『防雨埋込スイッチプレート』は、JIS C 0920のIPX3規格に準拠した製品で、雨や湿気からスイッチを保護するために設計されています。この製品は、屋外での新規設置や、経年劣化したスイッチプレートの交換時に適した選択肢になります。

WN7941_イメージ写真

『防雨埋込スイッチプレート』は1枚から当日出荷可能です。取付枠が付属しているため、新規設置時にはスイッチだけが別途必要になります。

商品コード シリーズ 個数 防水性能
WN7941 フルカラーシリーズ 1個用 IPX3

 

防水カバーによるショート防止

透明カバーがスイッチ全体をしっかり覆い、雨水や湿気の侵入を防ぎます。さらに、カバー越しにスイッチの操作が可能なため、日常使用の利便性を損ないません。特に、経年劣化による交換時にこのカバーの性能が安全性向上に直結します。

2重の絶縁構造で安心設計

操作面と取付枠の間に2重の絶縁構造を採用し、湿気や雨水がスイッチ内部の接点に到達するリスクを低減します。さらに、ボックスねじを外してみると、ねじ穴にピッタリとはまるパッキンが中に使用されています。これらの構造によって、外部からの水滴をシャットアウトし、長期の使用を可能にします。

WN7941のボックスねじの写真

ボックスねじにもパッキンが使用されているため、高い防水性能が発揮できます。ねじ取り外し時にパッキンをなくさないように注意してください。

新規設置・交換ともに簡単施工

独自の固定チップ付き取付枠を採用しているため、スムーズに取り付けが可能です。新規設置はもちろん、既存の防雨スイッチプレートからの交換作業にも最適です。取付方向(「↑」マーク)に従うことで施工ミスを防ぎます。

WN7941の上の目印写真

取付枠とプレートに「↑」マークが描いてあるのでこの通りに取り付けてください。

施工にあたっての注意点

●取付面を平滑に仕上げること
防雨効果を最大限に発揮するには、スイッチプレートの取付面に凹凸がないように整えてください。なお、必須ではありませんが、コーキング処理を施しておくとより安全な仕上がりになります。
●取付方向を守ること
逆向きに取り付けると防水性が低下するため、必ずスイッチ裏面の「↑」マークに従って設置してください。
●油・薬品類の飛散する場所には設置しないこと
本体は樹脂製です。安全のためにも設置環境に注意してください。
●浴室内での使用禁止
浴室内での使用は、内線規程3202-16により推奨されていません。

まとめ

パナソニック社の『防雨埋込スイッチプレート』は、新規設置から経年劣化による交換まで、さまざまなシーンで役立つ製品です。施工業者様にとって、安全性の向上と作業効率の改善を実現する信頼のアイテムです。経年劣化が気になる既存設備の点検時にも、この製品をご提案いただくことで、ユーザーの満足度をさらに高めることができるでしょう。

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寺島 佳希

業務部所属。皆様の施工のお役に立てるような部材をご紹介します。
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