リフォーム配管に革命!架ポリ用ワンタッチ継手ならダブルロックジョイント「Revos」

架橋ポリエチレン管が給水・給湯配管として定着している今、新築はもちろん、リフォームにも採用されています。しかし、継手のワンタッチ化により、外径が大きくても流路が狭いため圧力損失が大きくなるという問題がありました。この記事では、流量不足を懸念し二の足を踏んでいた施工業者に向けて、スリムボディでありながら圧倒的な流量を誇るワンタッチ継手「Revos(レボス)」をご紹介します。

 

スリムボディでありながら圧倒的な大流量を実現!

「Revos(レボス)」の基本設計は、オンダ製作所が長年製造している信頼のあるダブルロックジョイントと同じ外径シール方式です。内径シール方式とは異なり、同じ呼び径でも流路を広く確保できるため、曲がり箇所が多い回路や配管距離が長い場合に適しています。Revosはさらなる改良を加え、外径をスリムにしながら流量を拡大したワンタッチ継手です。流量不足が問題となる現場や配管スペースが限られているリフォーム現場に最適です。

リフォーム配管に革命をもたらす「Revos」の4つのメリット

架橋ポリエチレン管を用いたリフォーム現場では、2階など配管距離が長い回路にワンタッチ継手を多用すると、給湯配管で流量不足が生じることがあります。これまでの場合、給湯能力を上げる必要がありました。しかし、「Revos(レボス)」を使用すれば、低い圧力損失のため、給湯能力やポンプ能力を変えることなく、既設の配管と同等かそれ以上の流量を確保できます。

相当管長がわずか0.7mの「なめらかエルボ」

図1:内径シールと比べると圧倒的な差があることが分かる

「Revos なめらかエルボ(品番:RPL3-13)」の最大の特徴は、エルボソケットの内部構造にあります。一般的なエルボソケットは内径シール方式で、細い流路に加えほぼ直角に流路が切られており、圧力損失のための相当管長が10~15mも発生します。これに対し、「Revos」は相当管長がわずか0.7mと圧倒的に低い圧力損失を実現しており、リフォーム現場でも細い管径で対応可能です。

外径は約9%スリム、流路は約20%以上拡大

従来の樹脂管用ワンタッチ継手はボディが大きく、リフォーム時の配管化粧カバーに収まりにくいものが多かったですが、「Revos(レボス)」は広い流路を確保しつつボディをスリムにしたため、化粧カバーに収めやすくなりました。例えば、RMモールでは20サイズにぴったり収まり、美観を損なわないメリットがあります。

図2:呼び径13Aであれば、RMモール20サイズに全て納めることが可能

 

使用する継手による流量の比較。13A架橋ポリを使用した。圧倒的にレボスを使用した回路の流量が多い。

配管・ポンプのサイズダウンと環境への配慮

図3:同一流量を確保しながら、配管、ポンプのサイズダウンを実現

流量不足を懸念し16Aで配管するような現場でも、「Revos(レボス)」を使用すれば13Aでの配管が可能になります。これにより、ポンプのサイズダウン、トータルコストと消費電力の削減、さらには湯待ち時間と捨て水の削減といった環境配慮も実現します。

施工性を考慮した構造と目印

ダブルロックジョイントと同様、管を切断しインコアを管に挿入し継手本体に差し込む作業工程が一貫しています。さらに「Revos(レボス)」はボディに「管切断目印」が入っており、入隅や出隅で使用する際も容易に切断する長さが分かるように設計されています。

図4:樹脂管切断長さが明確なので、配管を余すことなくぴったり配管できる

図5:壁間寸法を測り、図4の内側コーナーと外側コーナーに使用する目印から切断長さを算出して樹脂管をカット

流量不足を解消できる「Revos(レボス)」のラインナップ

「Revos ソケット」の詳細

「Revos 樹脂ソケット」は1個から受注当日出荷しております。

品番 呼び径1 呼び径2 最大外径 相当管長
RPJ3-13 13A 13A φ31 0.5m
RPJ3A-16 16A 16A φ36 0.4m
RPJ3A-1613 16A 13A φ36 0.5m
「Revos なめらかエルボ」の詳細

「Revos なめらかエルボ」は1個から受注当日出荷しております。

品番 呼び径1 呼び径2 最大外径 相当管長
RPL3-13 13A 13A φ31 0.7m
RPL3A-16 16A 16A φ36 0.5m
RPL3A-1613 13A 16A φ36 0.9m
「Revos チーズ」の詳細

「Revos チーズ」は1個から受注当日出荷しております。

品番 呼び径1 呼び径2 呼び径3 最大外径 相当管長(分流)
RPT1-13 13A 13A 13A Φ31 1.5m
RPT1A-16 16A 16A 16A Φ36 1.1m
RPT1A-161313 16A 13A 13A Φ36 1.0m
RPT1A-161316 16A 13A 16A Φ36 1.0m
RPT1A-161613 16A 16A 13A Φ36 1.1m

まとめ

リフォーム現場で架橋ポリエチレン管を使用する際、ワンタッチ継手の圧力損失による給湯能力低下の問題がありました。さらに、継手の外径が大きくなることで、配管化粧カバーも一回り大きくする必要がありました。しかし、スリムボディで低圧損を誇る「Revos(レボス)」を使用することで、給湯能力不足によるクレームのリスクを大幅に減らすことができます。新たに16×13の異径継手が規格追加されたことで、既設の配管を活かしつつサイズダウンが可能になりました。材料コストの削減と給湯能力不足によるクレームのリスク軽減が実現できる「Revos(レボス)」をぜひお試しください。

※この記事は2020年2月3日に公開いたしましたが、校正しなおし2021年11月8日、2023年11月28日に再公開いたしました。

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大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社 2008年入社(36歳) 温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。 MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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