立水栓?散水栓?屋外水栓を適切に使い分ける
ユーザーのニーズと場所に沿った屋外水栓を選ぶ
ユーザーが洗車をしたいという要望に応えて、駐車場に立水栓を設置した場合、どうなるでしょうか?立水栓と一緒にパンも設置したくなるものですが、駐車スペースを圧迫してしまうと、ユーザーの期待を裏切ることになりかねません。そうならないためにもユーザーのニーズに加えて、設置する場所に適した水栓の選択が大切です。
立水栓と散水栓とは?基本を押さえよう
屋外に設置する水栓は大きく散水栓と立水栓に分かれます。ここではそれぞれの特徴を確認したうえで、設置場所についてご紹介します。
使用頻度が高いなら立水栓
立水栓は水栓柱とも呼ばれ、各社から様々なデザインのモデルが販売されています。地面から柱が1本立ち上がるため、エクステリアの一部としてデザインの選択肢が豊富なのも魅力です。また、次の章で紹介する散水栓と比べて、蛇口が手元の高さにあるため操作しやすく、ガーデニング作業をする庭やペットの脚を洗う玄関周りなど、使用頻度が比較的高い場所に設置されることが多いです。
商品コード | 呼び長さ |
D40K201310〇〇 | 1.0m |
D40K201312〇〇 | 1.2m |
D40K201315〇〇 | 1.5m |
スペースを有効活用したいなら散水栓
散水栓は、地中に埋め込まれたボックス内に設置するタイプの屋外水栓です。地中に収まるためパンが不要で、使わないときはボックスのふたを閉めてフラットに収納でき、スペースを有効活用できるのが特徴です。人や車の出入りが多い場所に設置するのに適しています。
商品コード | 仕様 |
Y806V-13 | 一般地仕様(逆止弁付き) |
Y806K-13 | 寒冷地仕様(逆止弁なし) |
いいとこどりの伸縮式不凍給水栓
ここまで立水栓と散水栓の特徴を紹介しましたが、両方の利点を兼ね備えた伸縮式不凍給水栓という選択肢もあります。通常は立水栓のように使え、使わないときは埋設した不凍給水栓ボックスに収納できるため、スペースの問題がある場所にも設置可能です。詳しくは、こちらの記事でも紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
商品コード | 呼び長さ | 収納時全長 |
D-EN3-131304 | 0.4m | 443mm |
D-EN3-131306 | 0.6m | 643mm |
D-EN3-131310 | 1.0m | 1043mm |
まとめ
本稿では、屋外に設置する立水栓、散水栓、そしてその両方の特徴を併せ持った伸縮式不凍給水栓についてご紹介しました。ユーザーから新設や移動、交換の依頼があった場合には使用用途を明確にし、適切な場所に適切な水栓を設置することが重要です。また、DIYでのを検討されている場合は、『水道法』における「給水装置の軽微な変更」に該当しないケースが多いため、指定業者に依頼することをおすすめします。
寺島 佳希
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