水栓交換現場で大活躍!カウンター穴径変換アダプター
カウンター穴径変換アダプターとは?
カウンター穴径変換アダプターは、既存の大きな穴径を新しい水栓の規格に合わせて小さく調整するための部材です。これにより、水栓を交換する現場での予期せぬ問題にも迅速に対応でき、作業を中断することなく進められます。また、事前にあらかじめ用意しておくことで現地調査の手間とコストを省けるといったメリットも挙げられます。
カウンター穴径変換アダプター取り付け手順
取り付け方法は至ってシンプルで通常の水栓の取り付けに加えて下記の作業を行うだけでカウンター穴径を変換することができます。
1.穴径とカウンターの厚さを確認。既存の穴径がアダプターの適合範囲に入っているかを確認します。カウンターの厚さが20mm以下(上面施工では25mm以下)であることも確認してください。
2.シートパッキンの設置。カウンターの取付穴に台座を合わせ、その下にシートパッキン中心を正確に合わせて設置します。
3.水栓の取り付け。台座の穴を通して水栓本体を挿入し、付属の座金を通し、水栓に付属の取り付けナット類で裏側から挟みこむように固定します。
既存の穴径をφ36の穴径に変更する
現在、国内メーカーで主流となっているワンホール混合栓のカウンター穴径はφ35~φ39が一般的です。しかし、リフォーム現場では既存にNAISやMYMなどが発売していた過去の水栓で50φ程度の穴径の水栓がついており、大きな穴が残っていることがあります。こうした場合、カウンター穴径変換アダプターを使って穴径を調整することで、現在の規格に合った水栓の設置が可能になります。
商品コード | 適合穴径 | 変換後穴径 | 対応カウンター厚 |
Z36-42-45 |
42mm~45mm
|
36mm | 5mm~20mm
(上面施工仕様の場合は25mm以下) |
Z36-48-55 |
48mm~55mm
|
既存の穴径をφ24の穴径に変更する
前述の通り、国内メーカーでは、穴径34~39mmのワンホール混合栓が多く採用されています。しかし稀有なケースかもしれませんが、リフォームの際、施主様からツーホールタイプの混合栓やアンダーシンク型の浄水器用単水栓、単水栓への交換を希望されることがあります。そのような場合、穴径をφ24の穴径に変更できるタイプのアダプターを使用することで、スムーズに対応が可能です。
商品コード | 適合穴径 | 変換後穴径 | 対応カウンター厚 |
Z24-36-38 |
34mm~39mm
|
24mm | 5mm~20mm
(上面施工仕様の場合は25mm以下) |
まとめ
リフォーム現場では、予期せぬトラブルが発生することが少なくありません。必要な部材や工具を取りに戻ることで、作業が遅れたり、日程をずらしたりしないといけないケースもよくあります。水栓交換時に既存の穴径が大きすぎて新しい水栓が設置できない問題も起こりうる問題の一つです。こうした状況で役立つのが、カウンター孔径変換アダプターです。古い穴を新しい規格に合わせ、現場での作業を円滑に進めることができます。このアダプターを使えば、時間とコストの節約が可能になります。
楠功央
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