水栓交換は日常的なリフォーム作業の一つですが、現場では「取付け穴径」が合わないなどのトラブルに直面することがあります。例えば、古いキッチン水栓を外した際に、取付け穴径が大きすぎて新しい水栓が合わないという問題です。そんな困った状況に役立つ、現場で使える実用的な部材をご紹介します。

水栓交換時の「困った」に対応する部材

キッチンや洗面カウンターの水栓交換時、取付け穴径が大きい場合に使用してサイズを適合させる穴径変換アダプター、使用しない穴をふさぐ化粧フタ、止水栓まで水栓のホースの長さが合わない場合に便利な継手をご紹介いたします。

取付け穴の径が大きい！

まず、ご紹介したいのは、座金のように使いやすいKVK製のカウンター穴変換アダプターです。キッチン及び洗面のカウンターの厚みは20ｍｍ以下でご使用ください。ベストパーツオンラインでは需要の多い3種類のカウンター穴径変換アダプターを当日出荷でラインナップしております。

取付け穴径34～39ｍｍ➡24ｍｍに変換

カウンター穴変換アダプター：Z24-36-38は1個から当日出荷いたします。図の適合穴径は、水栓本体の直径ではなく、開口されている水栓取付け穴の直径を指しています。

洗面器や手洗い器に多い小さめの取付け穴径にφ21（脚部のねじ径PJ1/2）の単水栓や水せっけん入れ、ツーホール用水栓を取付けする場合に使用します。ツーホール水栓に使用する場合は左右で各1個ご使用ください。

取付け穴径48～55ｍｍ・42～45ｍｍ➡36ｍｍに変換

カウンター穴変換アダプター：Z36-48-55・Z36-42-45は1個から当日出荷いたします。図の適合穴径は、水栓本体の直径ではなく、開口されている水栓取付け穴の直径を指しています。

旧MYM社やNAIS社の一部水栓では、キッチンや洗面所のワンホール混合栓を外すと45～55ｍｍの大きめの取付け穴径が開いている場合があります。Z36-48-55、Z36-42-45はそれぞれ取付け穴径を36mmに変換します。

もう使用しない穴は化粧フタでふさぐ

ツーホール水栓を単水栓に替えた場合やデッキ形水栓に取り替えた場合、古い水栓の取り外し穴がポッカリ空いてしまいます。そんな時はカウンター化粧フタで穴をふさぎましょう。ユーティリティの雰囲気にマッチした様々なデザインの化粧フタをラインナップしております。

カウンター化粧フタは1枚（1個）から出荷対応いたします。

カウンター化粧フタについてはこちらのブログでも詳しくご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

止水栓までホースの長さが合わない

水栓交換やリフォームでは、水栓中心から偏芯した位置に止水栓が設置されている現場が少なくありません。そんな状況でお使いいただきたい便利な部材が、水栓のブレードホースに継ぎ足すメッキ仕上げのアダプターです。片ナット伸縮継手や片ナット付ロングアダプターで、ブレードホースの長さを延長すれば、止水栓の位置を変える工事が要らず低コストで水栓交換が実現します。

水栓のホース長さが不足している場合には片ナット継手が便利！1個から当日出荷いたします。

片ナット継手については、こちらのブログでも詳しくご紹介しております。ご参照ください。

逆に水栓のホースが長く、止水栓に接続させると配管が座屈してしまう場合は、片ナット45°エルボで斜め方向に振り、ゆるやかに配管する方法があります。

カウンター下座屈防止に、片ナット45°継手が便利！1個から当日出荷いたします。

片ナット45°継手については、こちらのブログでもご紹介しておりますので、こちらもご参照ください。

まとめ

水栓交換の需要は高い一方で、現場では「取付け穴径」やホースの長さの問題に直面することが少なくありません。この記事でご紹介したカウンター穴径変換アダプターや片ナット伸縮継手、片ナット45°継手などの部材は、これらのトラブルを解決し、リフォーム作業をスムーズに進めるための強力なサポートアイテムです。現場での「困った」にぜひお役立てください！