リフォームや機器入替時に便利!HIVP管とポリブテン管を簡単・確実に接続する「プッシュマスターHIVP変換継手」を徹底解説
HIVP管に接着できるポリブテン管用の変換継手
HIVP管は、衝撃を吸収できる特性や地盤の動きに対する可とう性が評価されていましたが、新しい配管材料のように自由な経路での引き回しは難しいです。そのため、HIVP管で配管する場合には多くの継手を介して配管経路を作り上げる必要があり、接着作業時間の増加や漏水リスクが懸念されていました。しかし、HIVP変換継手の登場により、HIVP管とポリブテン管のカンタンかつ確実な接続が可能となり、作業の効率化と安全性が向上しています。本文では、この継手のラインナップと使用方法を詳しく説明していきます。
HIVP変換継手は大きく分けて2種類
ブリヂストンのHIVP変換継手には、一体型と分離型の2種類があります。一体型は手軽で安全性が高いのが特長ですが、ストレート接続専用のため、柔軟な配置が難しいことがデメリットとなります。対照的に、分離型はソケットやエルボ、チーズを別途用意する必要がありますが、多様な接続が可能で、さまざまな状況に対応できるメリットがあります。ただし、どちらのタイプも給水配管専用であり、給湯配管への使用は適していませんので注意が必要です。
1つの継手でHIVP管をポリブテン管に変換できる「HIVP変換継手」
品番 | HIVP | PB呼び径 | φD1 | φD2 | L |
NAH13JX20A | 20 | 13A | 30.4 | 35.0 | 117.7 |
NAH16JX20A | 20 | 16A | 36.7 | 35.0 | 118.3 |
「HIVP変換継手」の一体型を利用することで、HIVP管を容易にポリブテン管へ変換することができます。ベストパーツオンラインでは、この継手を2種類取り扱っており、いずれも当日出荷が可能です。具体的には、既設のHIVP管の呼び径が20で、ポリブテン管の呼び径が13Aの場合には「NAH13JX20A」を、呼び径が16Aの場合には「NAH16JX20A」を選択してください。使用時の注意として、コンクリートや土中に直接埋めることはできません。必ず継手部分を養生し、継手のカットも避けるようご注意ください。
コネクター継手との組み合わせで任意のポリブテン配管径に変換できる「HIVP変換ソケット」
品番 | HIVP | PM呼び径 | φD1 | φD2 | L | L1 |
NSH16JX13A | 13 | 16A | 22.0 | 26.0 | 75.0 | 48.5 |
NSH16JX16A | 16 | 16A | 22.0 | 31.0 | 84.0 | 57.5 |
NSH16JX20A | 20 | 16A | 22.0 | 35.0 | 89.0 | 62.5 |
「HIVP変換ソケット」は、ソケット、エルボ、チーズといった様々なコネクター継手と組み合わせて、任意のポリブテン配管径に変換することが可能です。ベストパーツオンラインでは、この変換ソケットを3種類取り扱い、すべて当日出荷が可能となっております。特にリフォームや機器の入替作業が頻繁で、その都度応用が求められる場面においては、このソケットが最適です。なお、プッシュマスター継手とも組み合わせられますが、主管をHIVP管、枝管をポリブテン管とするヘッダー工法の場合を除いて、その利用機会は限られることが多いです。
HIVP変換ソケットと各種コネクター継手との組み合わせ例
まとめ
水道工事や住宅の設備における水道用硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP・JIS K 6742)の使用は、加工の簡便さとコスパから一般的です。しかし、新しい技術の進展により、HIVP管の接続部の漏水リスクへの懸念は相対的に増してきました。このニーズに応えて、HIVP管からポリブテン管への簡単な変換を可能にする「ブリヂストン・プッシュマスターHIVP変換継手」が開発されました。この継手は、一体型と分離型の2種類があり、それぞれが異なる用途に適しています。特に、分離型の「HIVP変換ソケット」は、ソケット、エルボ、そしてチーズといった各種コネクター継手との組み合わせで多様な接続ニーズに対応できて便利です。なお、ベストパーツオンラインでの取り扱いは、当日出荷対応となっています。
佐々木 克仁
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