
浴室での転倒防止には後付け手すり「ニギリバー」で解消!
※2020年7月28日に公開した記事ですが、修正して2021年12月9日に再公開しました。
低価格で後付け可能な手すり「ニギリバー」
最新のユニットバスには「手すり」が設置されている場合もありますが、いわゆる住み慣れた住宅の浴室には多くの場合、掴まるところがなく滑りやすいのが実情ではないでしょうか。一般的な対策として挙げられるのは、洗い場に滑り止めのマット、安定した腰掛椅子、そして手すりの設置の組合せです。そのうち、イニシャルコストが障害となり後回しにされてしまうのが手すりの設置です。そこで、提案したいのがアルミ製の手すり「ニギリバー」です。多く出回っているステンレス製に対して、低価格なので導入へのハードルを低くできます。
浴槽にはストレートタイプ
品 番 | L(㎜) |
W5792-400 | 400 |
W5792-600 | 600 |
浴槽から立ち上がる際に、掴まる所があるのとないのとでは安心感が全く違います。浴槽横の壁面にストレートタイプのニギリバーを取り付ければ、ユーザーの転倒リスクを低減できます。気になる製品価格も、アルミに樹脂コーティングを施した「ニギリバー」シリーズであれば、ご覧の通りとっても提案しやすい価格になっております。

図2:サイズは400mmと600mmの2サイズをご用意しております
洗い場にはL型
品 番 | L(㎜) | L1(㎜) |
W5792L6040 | 600 | 400 |
W5792L6060 | 600 | 600 |

図3:L型ニギリバーの長さは縦方向は600mm固定ですが、横方向は600mmと400mmの2サイズです。下地の場所に合わせてお選びください。
取付はカンタンだが注意点も

図4:施工方法
「ニギリバー」シリーズの組立作業は、図4の通りL型に限り発生します。取付作業取付は、付属のナイロンプラグとタッピングネジで壁面に固定します。注意点は、30mm以上の厚みのある硬質な集成材等の下地(柱・胴縁・補強材等)が入っている場所に固定することです。この基準が守られた状態での耐荷重は100㎏程度です。本品に限った話ではありませんが、特に転倒を防止する手すりにおいては下地に注意が必要です。
シャワーフックも兼ねる手すり兼用スライドバー
シャワーの高さを任意で調整できるスライドバーは、高級グレードのユニットバスで標準採用されている人気の部品ですが、さらにニギリバーの機能を組み合わせたのが「手すり兼用スライドバー (品番:W5854S-800)」です。これまでは、誤ってスライドバーを掴んで立ち上がろうとすれば、耐荷重オーバーで破損し重大事故に発展する恐れがありました。しかし、この商品であれば、シャワーの高さを調整できる機能とユーザーが体重をかけられるという安心を同時に得られます。鏡の脇などの洗い場の正面側にしか下地が無い現場に、合理的に設置できる商品です。
品 番 | L(㎜) |
W5854S-800 | 800 |
まとめ
浴室内での転倒リスクへの対策は、滑り止めのマット、安定した腰掛椅子、そして手すりの設置の組合せです。そのうち、イニシャルコストがハードルになる手すりの設置は後回しにされがちです。しかし、「ニギリバー」シリーズであれば、従来のステンレス製の手すりと比較して製品代金を低く抑えられます。また、洗い場正面側にしか下地が無い現場では、手すりとスライドバーを一体化した「手すり兼用スライドバー (品番:W5854S-800)」が便利です。住み慣れたご自宅の浴室が安全な場所であるために、大切なユーザーへ手すりの設置をご提案してはいかがでしょうか?

佐々木瞭

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