自然災害の後には給排気筒のメンテナンスを!

地震や台風、強風、大雨、大雪といった自然災害の後には、ガスや石油機器の給排気筒をしっかりと確認することが重要です。特に屋内設置型の機器においては、給排気筒の外れやへこみなどの異常が発生すると、不完全燃焼を引き起こし、一酸化炭素中毒による死亡事故に繋がる可能性があります。この記事では、自然災害後に行うべき給排気筒のメンテナンスの必要性と、具体的にどのような点に注意すべきかを詳しく解説します。

自然災害後のメンテナンスの必要性

地震や台風、強風、大雨、大雪といった自然災害の後には、給排気筒の状態を確認することが不可欠です。災害時には、排気筒の接続部分が外れたり、歪んだりすることがあります。もしこのような状態で屋内設置型機器を稼働させると、正常に排気が行えなくなります。一酸化炭素は無色・無臭のため、知らず知らずのうちに中毒症状を引き起こし最悪のケースの場合は死亡事故にまで発展します。

自然災害後にどのような点に気を付けてチェックすべきか

自然災害後のガス機器の点検については、日本ガス協会がまとめた動画が非常に参考になります。特に屋内設置型の機器(BF式、CF式、FE式、FF式)は、台風や地震などの自然災害の影響で給排気筒の接続が外れたり、給排気筒がへこんだり、飛来物(風で飛んできたゴミや物)が給排気筒や給気口を塞いでしまうと、給排気が正常に行われず、一酸化炭素中毒の危険性が高まります。そのため、自然災害後には必ず給排気筒の状態を確認し、異常がないかチェックすることが重要です。

【引用元:日本ガス協会】

ベストパーツオンラインでは多くの給排気筒関連商品を当日出荷!

自然災害後にはメンテナンスなどで必要となる排気筒ですが、ベストパーツオンラインでは給排気筒に関連する多くの商品を在庫しており、当日出荷で対応しています。一例ですが、商品を紹介させていただきます。

ガス・石油問わずFF式とFE式の熱源機の給排気筒として、人気の高いシングル管「SEPシリーズ」

ガス・石油給湯器などのFF式・FE式で採用率の高いNKP方式に互換性のあるSEP方式を採用。

シングル管のSEPシリーズは、熱源機メーカーがオプションパーツとして採用しているNKPシリーズと同じロック機構を持ち、ガス・石油問わずFF式とFE式の熱源機の給排気筒として、現在最も人気があります。このシリーズの特徴は、かん合部に使用されるフッ素Oリングの高い水密性にあります。これは、特に「エコジョーズ」や「ガス衣類乾燥機」のような機器から排出される水分を多く含む低温の排気ガスに対応するためのものです。寒冷地では、排気筒のかん合部の水蒸気が凍結し、燃焼に悪影響を及ぼす可能性がありますが、SEPシリーズは二重管に比べて断熱材を巻きやすく、勾配も確保しやすいという利点があります。

ガスCF・FE式の熱源機と組合わせるハゼ折りのSUS304排気筒

CF・FE式の熱源機と組合わせるハゼ折りのSUS304排気筒

JIA(日本ガス機器検査協会)の認定を取得しているSUS304製の本品は、CF・FE式のガス風呂釜及び給湯器に使用されます。しかしながら、SEPシリーズのような接続部のOリングや抜け止め機構を持たないため、漏れを防ぐためには「超耐熱シリコン(KE3418シリーズ)」、抜けを防止するために「スーパーピアスタ(品番:PBS-413)」で施工が必要です。

特定ガス機器の設置、変更の工事終了後に貼付する特監法シール

「特監法表示ラベル(40mm×70mm)(品番:SK47TC)」は1枚から当日出荷でご注文を承ります。

特定ガス機器の設置、変更の工事終了後は、必ず特監シール(特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律第6条の規定による表示ラベル)を給湯器と排気筒それぞれに貼り、表示する義務があります。なお、記入は黒色のボールペンか、油性のフェルトペンなどを使用してください。

品 番 幅(mm) 長さ(mm)
SK47TC 40 70

まとめ

自然災害後の給排気筒やガス機器のメンテナンスは、命を守るために欠かせない重要な作業です。特に屋内設置型のガス機器では、給排気筒の接続が外れたり、飛来物で塞がれたりすると、一酸化炭素中毒のリスクが急激に高まります。災害の後には必ず給排気筒の状態を確認し、必要に応じて適切な修理や交換を行うことが重要です。ベストパーツオンラインでは、こうした給排気筒のメンテナンスや交換に必要な製品を豊富に取り揃えており、排気筒や特監法シールなど、必要な部材をすぐに入手できます。災害後の給排気筒のメンテナンスや交換の際には、ぜひベストパーツオンラインをご利用ください。

※給排気筒の種類についての解説は以前にアップした「給排気筒の種類と適切な使用方法」をご確認ください。

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