滑りやすい縞鋼板も安心!安全対策に最適な『ノンスリップテープ』の使い方と特徴
道路のスロープや車両が通行する段差、屋外の階段などでよく目にする縞鋼板(チェッカープレート)。表面に滑り止め用の凸加工が施された鋼板です。滑り止めの凸加工はあるものの、雨で表面が濡れていたり、冬期間は凍結などで特に表面が滑りやすくなり、作業や通行が危険が伴います。本稿では、滑りやすくなる箇所に最適な「ノンスリップテープ」をご紹介します。
滑り止め加工の粘着テープ
「ノンスリップテープ」は、表面にざらざらした滑り止め加工を施した粘着テープです。貼り付けるだけで滑り止め効果を発揮し、スリップ事故を防止します。耐水性、耐候性が高く、屋内外を問わず使用することができます。階段や通路、作業現場の安全対策に適しており、施工業者や利用者双方に安心感を提供します。
滑りやすい縞鋼板にはノンスリップテープを貼り付け!
トラスコ中山製「ノンスリップテープ」は、表面に人造研磨剤を採用しており、滑りやすい場所や傾斜面で確実にグリップ力を発揮します。耐水性にも優れており、水や油に濡れても滑り止め効果を維持します。
商品コード | 用途 | 色 | サイズ(幅×長さ×厚み) | 販売単位 |
TNS-50 | 屋外用 | ブラック | 50×5,000×0.8mm | 1巻 |
研磨剤を含んでいるため、裸足や素手で触るとケガをする恐れがありますので、取り扱いには十分にご注意ください。また、施工面が多孔質(コンクリート、アスファルト、木、木材など)、金属面(アルミ、ステンレスなど)、石材(鏡面仕上げ)の場合は下塗り(目止め)加工が必要です。
施工・貼り付け方法
貼り付けるだけの施工ですが、通行のある箇所に使用するため、剥がれないよう十分に注意しながら接着します。
1、施工・貼り付け面のふき取り:施工面のゴミやほこり、水分をふき取り、油分が残っている場合は洗浄してください。
2、ノンスリップテープのカット:カッターナイフでテープ裏面から必要な長さにカットしてください。
POINT!➡テープ4隅を丸くカットすることで、より剥がれにくくなります!
3、貼り付け:ライナー紙を剥がし、施工箇所に貼り付けます。確実に貼り付けるためにゴムハンマーで叩きながら貼り付けます。またはゴムローラーで押さえながら施工してください。
POINT!➡通行量の多い箇所に貼り付ける場合は、テープ周囲にアクリル樹脂系の接着剤を塗ると、はがれにくく、粘着を維持します。
まとめ
縞鋼板や階段など、滑りやすい場所での安全対策に最適な「ノンスリップテープ」をご紹介しました。この製品は表面にざらざらとした滑り止め加工が施されており、貼り付けるだけでスリップ事故を防ぐことができます。トラスコ中山製の「ノンスリップテープ」は、耐水性・耐候性に優れ、水や油で濡れた環境でも高いグリップ力を発揮します。
簡単な施工方法で、より安全な作業環境を実現できますが、施工面の清掃や正確な貼り付け手順が重要です。特に通行量の多い場所では、接着剤を併用することでさらなる耐久性が期待できます。安全性向上のために、ぜひ「ノンスリップテープ」を活用してください!
佐藤 陽子
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