屋内設置型給湯器の下地補強には「下地カンタン金具」が便利です。

屋内設置型のガス給湯器などの重量物を壁面に固定する際、補強材となる下地を柱と柱の間に設置します。通常は、受け板と呼ばれる下地を柱に固定するための木材を使用して施工しますが、柱面とツライチにするには熟練者でも面倒な作業で手間がかかります。本稿では、作業者の熟練度に関係なく、誰でも下地面をフラットに仕上げられる『下地カンタン金具』をご紹介いたします。

現場の声から生まれた「下地カンタン金具」

従来の下地補強の場合、取り付ける柱とツライチにして合板の厚み寸法を測り、機器を固定する木材を取り付ける作業をしなければならない為、時間がかかる割になかなかツライチに仕上げるのは難しく、石膏ボード貼りやクロス貼りの工程に支障をきたすことがありました。そんな現場の声から生まれた『下地カンタン金具』は、作業効率の改善と正確性を高める画期的な部材です。

受け板不要で固定できる「下地カンタン金具」

下地カンタン金具はこのまま1枚で使用するだけでなく、Vカット部から半分に割って使用することができるので、柱の太さや設置場所を気にする必要はありません!付属のビスは8本なので、必要に応じて手持ちのビスをご利用ください。

施工方法はカンタンで、墨入れした柱(軽天)に下地カンタン金具をビス止めし、下地板(コンパネ)を下地カンタン金具に付属のビスで固定するだけで完了!面倒な受け板の加工などは一切不要です。これだけなのに、柱と下地面がフラットに仕上がりますので、その後の石膏ボード施工やクロス貼りの作業にも問題なく、きれいに仕上がります。

商品コード コンパネ厚 販売単位
A16056-0011 12㎜ 1枚
A16056-0026 15㎜ 1枚

金具1枚に付き取付ビス(4.0×14)が8本付属します。

付属のビスは、十字の深さが浅い特殊なタイプですので、小さめのビット「スレンダービット(品番DVC-265)」を使用して下さい。

従来の1/3の時間で作業ができる

メーカーの検証では、受け板で施工した場合と比較して、施工時間が約1/3に短縮されたとの結果が出ております。1日の作業件数が1件から3件になると考えれば、その効果は絶大です。

誰でも壁面の不陸がなくなる

専門の大工さんに依頼することなく、給湯器設置工事者の方でも安心して下地作業を行えます。初めての方や経験の浅い方でも、熟練者と同じように不陸のない下地を作ることが可能です。

あらゆる現場に対応できる高い汎用性

木材の柱だけでなく軽天などの金属製の材質にも使用可能で、下地板厚は12mm15mmに対応しています。『下地カンタン金具』という商品名の通り、簡単に下地処理ができるため、外注費削減にも効果があります。

まとめ

屋内壁掛け型の給湯器だけでなく、薄型テレビやウォールラック、キャットウォークなど、室内に重量物を取り付ける機会が増えています。下地処理を怠ると落下などの事故の危険性が高まるため、安全かつ確実に作業を行える『下地カンタン金具』をオススメいたします。屋内設置型給湯器の下地補強にも『下地カンタン金具』が便利です。

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佐々木瞭

1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。 2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。 皆さまのお困りごとを解決させて頂きます。 お気軽にご質問ください。
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