この記事は2020年3月26日に公開し修正し2021年5月20日再公開していましたが、校正し直し2022年12月26日に再公開しました。

特注サイズを含め92種類のサイズラインナップ

「エクセルソーレ™45」や「エクセルソーレ™55」のサイズラインナップは、それぞれ定型サイズだけで32種類。さらに最小561mm×606mmから最大3,288mm×2,424mmまで範囲内で作る特注マットを含めれば、なんと92種類もの豊富なラインナップで敷設の計画を立てることができます。

一般的な間取りは定型サイズの組合せが便利

マンションや戸建住宅のLDKであれば、32種類の定型サイズの組合せで温水を行き渡らせることが可能です。

床暖房用温水マット「エクセルソーレ™45」のラインナップ一覧

定型サイズを2枚以上組合わせるなら特注サイズがオススメ

近年増えているアイランドキッチンなど１部屋に複数枚の「床暖房用温水マット」を組み合わせて使用する現場は、「特注床暖房用温水マット」を用いて１枚にすることで様々なメリットが得られます。

定型サイズ2枚の組合わせを特注マット1枚にした例

系統数と接続箇所を減らして施工の手間と漏水リスクの低減

例えば広いキッチンに（864 × 1,818）＋（864 × 909）の組み合わせをするところを特注（864 × 2,727）1枚にまとめれば、系統数の削減でパイプや継手を減らすことによるコストメリット、施工時間の短縮、そして漏水リスクの低減を図ることができます。

必要流量の節約でより広く敷設することができる

（864 × 1,818）＋（864 × 909）の組み合わせの場合、必要流量は0.8L+1.7L=2.5Lですが、特注（864 × 2,727）にすれば、流量を1.7Lに削減できるので同じ熱源（ポンプ）でより広い面積を床暖房することができるというメリットがあります。

特注サイズを注文する際の注意ポイント

最大3,288×2,424（FXの範囲）から最小561×606（BXの範囲）の範囲内で任意のサイズで特注できます。ただし、日本建築規格に合わせているため、縦方向・横方向ともに303㎜ピッチでご指定ください。例えば、前項の864×2,727のように303mmの整数倍で指定するのがポイントです。四角形だけでなく、一部切り欠きやL字型で製作することもできますが、その際も同様です。

特注マットのサイズ確認表。写真はKNS、UFM12、KNK用。UFM6は異なります。

特注サイズながら価格が明瞭な点も人気を後押し

特注サイズの価格は大きさに合わせた範囲であらかじめ決まっています。例えば前項で挙げた（864×2,727）はDXの範囲となります。具体的には、エクセルソーレ45（KNS）シリーズであれば基準価格33,800円(税別)、エクセルソーレ55（UFM）シリーズであれば基準価格31,000円(税別)です。特注サイズだからといって工場からの見積を待つ必要がないのでお客様への提案もスムーズです。

※2022年12月時点の基準価格（税別）です。

特注サイズなのに手配は超カンタン

特注サイズと言っても、ご発注に際して特別な事は特注依頼書にご記入いただくだけ。ダウンロードして、必要なサイズをご記入していただき、ベストパーツ株式会社の受注センターにメール（info＠best-parts.jp）またはFAX（022-258-8995）の後、商品ページからご購入いただけます。基本的にはご依頼の翌営業日に納期回答をいたします。

なお、特注サイズの製作は、概ね約３週間程度となります。

写真はKNS、UFM、KNK用特注マットの依頼書。UFM6は異なります。

まとめ

「床暖房用温水マット」は、32種類の定型サイズを組合わせて敷設するのが一般的です。しかし、「特注サイズの床暖房用温水マット」を利用すれば、どんな間取りに対しても1枚で敷設することができます。なにより、１部屋に使用する温水マットの枚数を減らすことで、材料費の削減、施工時間の短縮、漏水リスクを低減とメリット大。かつて床暖房用温水マットを利用して「使えない」と判断した建築会社・設計事務所・施工店も、この機会に特注サイズを利用すれば、考えが変わるかもしれません。