オイルサーバーの施工に必要な部材をご紹介します。

灯油ストーブを2階で使いたい!2階でも自動給油できる『オイルサーバー』

寒い季節になると欠かせない灯油ストーブ。1階で使う分には問題ないものの、2階での使用となると灯油の補充が悩みの種になります。このようなニーズに応えるべく、灯油を簡単に2階まで供給できる便利な機器、オイルサーバーがあります。本稿では、オイルサーバーを使用して、施工業者様がどのようにユーザーの要望を解決できるかをご紹介します。

2階までの灯油運搬の課題と解決策

2階で灯油ストーブを使う場合、灯油タンクからストーブまでの距離が課題になります。特に、大量の灯油を2階まで持ち運ぶのは大変で、毎回手作業をしていてはユーザーに大きな負担がかかります。

自動で汲み上げれば負担がかからなくなる

オイルサーバーを使用することで、1階の灯油タンクから効率よく灯油を汲み上げ、2階のストーブまで自動で供給することが可能になるため、ユーザーの負担を大幅に軽減することができます。

オイルサーバー、オイルフィーダー、オイルリフター

「オイルサーバー」、「オイルフィーダー」、「オイルリフター」などメーカーによって呼び方が異なりますが、灯油を持ち上げて機器に供給するという機能は変わりません。持ち上げた灯油を押し出すといった機能はありませんので、送油する機器よりも高い位置に設置してください。

オイルサーバーの写真

ベストパーツオンラインでは4台のオイルサーバーをすべて当日出荷で取り扱っております。

商品コード 使用場所 最高揚程(m) 供給能力(L / h) 貯油槽容量(L)
OUP-901S 屋内外兼用 10 15 0.53
HOS-ID92 屋内用 10 19 1.1
HOS-OD92 屋外用 10 19 1.1
OS-303UP-A 屋外用 10 30 2.5

 

忘れてはならないのが戻り配管

上記機種には灯油があふれてしまうのを防止する抑止装置が組み込まれています。しかし万が一その抑止装置が正常に動作せずに灯油が周囲にあふれてしまうとユーザー宅に灯油の強烈な臭いが染みついてしまいます。このようなことが発生しないように、オイルサーバーの設置時には戻り配管が必須です。

 

オイルタンクには戻り配管の受口が必要

通常、オイルタンクには戻り配管の受口は備わっていないため、リターンアダプター(商品コード:490P-16)などで受口を用意する必要があります。戻り配管の送り口は機種によって必要な銅管径が異なるため、使用するオイルリフターに応じてφ8用ジョイント(商品コード:J-4)φ10用ジョイント(商品コード:J-5)を使い分けてください。

戻り配管の写真

オイルタンクで戻り配管を受けるためにリターンアダプターと銅管用ジョイントが必要です。

 

商品コード ねじ 適合銅管
J-4 R1/2 φ8
J-5 R1/2 φ10

 

ホクエイ社のオイルサーバーにはオーバーフロー継手が必要

通常、戻り配管をするために専用の接続口が用意されていますが、ホクエイ社のオイルサーバー2機種(商品コード:HOS-ID92、HOS-OD92)は戻り配管をするために別売のオーバーフロー継手(商品コード:OPF-101)を用意する必要があります。

オーバーフロー継手の写真

ホクエイ社のオイルサーバーには別売のオーバーフロー継手が必要です。

 

まとめ

2階で灯油ストーブを快適に使いたいというニーズに応えるためには、オイルサーバーが最適です。灯油供給の効率化が図れるだけでなく、給油の際に灯油をこぼすリスクも減らせます。戻り配管までしっかりと設置して、ユーザーが満足できる施工をしてみてください。

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寺島 佳希

業務部所属。皆様の施工のお役に立てるような部材をご紹介します。
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