しかし、実際の現場では「どの遮断パネルを選べば良いのか？」という悩みが多く見受けられます。素材の耐久性や設置方法、さらには法令適合性など、考慮すべきポイントが多岐に渡るため、製品の選定に頭を悩ませる事業者も少なくありません。特に法令では火気からの適切な遮断措置を講じることが義務付けられており、そのためには高い品質と信頼性を兼ね備えた製品を選ぶことが求められます。

本稿では、火気遮断対策として注目される「ホームハイテック製の隔壁パネル」を取り上げ、その優れた特性や現場での活用例を紹介していきます。ガスボンベの設置環境に最適な製品を探している方に向けて、具体的なメリットと製品の特長をご案内いたします。

火気遮断パネル選定の課題と重要性

ガスボンベ周辺の火災リスクを抑えるためには、設置場所の環境や条件に応じた適切な火気遮断パネルの選定が必要です。一部の事業者は、コスト削減のために安価な遮断パネルを選ぶことがありますが、これが後々大きなトラブルを引き起こす原因となり得ることもあります。劣化が早くメンテナンス費用がかさんだりすることもあります。そのため、導入前には製品の特性を十分に理解し、信頼性の高い製品を選定することが大切です。

ホームハイテック製隔壁パネルの特長と導入メリット

ホームハイテック製の隔壁パネルは、SGL鋼板を使用しており耐火性・耐久性に優れ、さらに設置の容易さと拡張性を兼ね備えた製品として高く評価されています。また、長期間の使用においても錆びや腐食に強く、屋外での設置環境にも適しています。液化石油ガス法施行規則第18条の基準をクリアしており、万が一の火災時にも安心して使用できる仕様です。

特徴と設置方法

1. どちらの向きでも設置可能
   パネルは左右どちらの向きにも設置が可能で、設置場所の状況に柔軟に対応できます。そのため、狭い場所や複雑なレイアウトの設置現場でも活用できます。
2. 強固な固定で安全性を向上
   壁側と地面側の4箇所を付属のアンカーでしっかり固定し、振れ止め金具をパネルと壁に取り付けることで、地震や風などの外的要因によるパネルの移動を防ぎます。
   

   壁側と地面側の4箇所を付属のアンカーでしっかり固定できます。

3. すき間プレートで確実なカバー
   ガス横引管や壁の凹凸によってパネルと壁の間に隙間が生じた場合、付属の”すきまプレート”を使用することで約5cmまでの隙間をカバーできます。これにより、すき間からの火気を防ぎ、万全の安全対策を実現します。
   

   付属の”すきまプレート”を使用することで約5cmまでの隙間をカバーできます。

4. 水切勾配の調整が可能
   設置場所の水切り勾配が0°から5°まで対応可能な設計となっているため、多少の傾斜がある場所でもしっかりと設置ができます。

水切り勾配が0°から5°まで対応可能です。

隔壁パネル　セーフティパネル　I型

ホームハイテック隔壁パネル　セーフティパネル　I型（SPI-20／SPI-50）は1台から翌日出荷にてご注文承ります。

※設置ボンベ本数に関しては現場環境及び各市町村によって異なる場合がありますので、所轄の消防署の指示に従ってください。

まとめ

ガスボンベの設置環境において、火気遮断対策は欠かせない保安措置です。ホームハイテック製の隔壁パネルは、その高い耐火性や耐久性、設置の柔軟性と法令適合性から、現場での信頼性が非常に高い製品です。

火気遮断対策を講じるにあたって最適なパネルを選ぶことは、火災や爆発のリスクを未然に防ぐだけでなく、事業の安全性を高めるための重要な要素です。設置を検討している事業者の方々は、ぜひ隔壁パネルを選定肢の一つとして検討してみてください。設置環境に最適な火気遮断対策を実現し、安全で安心なガスボンベの取り扱い環境を構築しましょう。