PF管を直線的に配管できる。太陽光パネルの配線工事に使用したい『PFD管引込カバー』

安価で柔軟性に優れ、電気の配線保護には欠かせないPF管。施工性に優れたPF管ですが、柔軟性があるゆえに直線的な配管は難しいことがあります。本稿では、PF管とエアコン工事で必須のSDダクトを組み合わせて直線的な配管を可能にする「PFD管引込みカバー」をご紹介いたします。

太陽光パネルの配線を美しく仕上げる方法

太陽光パネルとパワーコンディショナーを繋ぐ配管の場合、屋根から外壁までの配管は柔軟性が求められますが、外壁からパワーコンディショナーまでは美しい配管を求められます。「PFD管引込カバー(品番:SECB-77-I)」「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」スリムダクトSD(77サイズ)組み合わせれば下図のような美観に優れた仕上がりになります。

太陽光パネルからパワコンまでの配線をスリムダクトSDでカバーする方法

図1:太陽光パネルから外壁まではPF管、外壁からパワーコンディショナーまではスリムダクトSDを組み合わせることで施工性と美観性を兼ね備えた配管を可能にする。

PF管とスリムダクトSDを接続する「PFD管引込カバー(品番:SECB-77-I)」

「PFD管引込カバー(品番:SECB-77-I)」の画像

「PFD管引込カバー(品番:SECB-77-I)」は1個から当日出荷です!

品番 適合スリムダクト 適合PFD管
SECB-77-I SD-77 22・28・30・36

「PFD管引込みカバー」PF管スリムダクトSD(77サイズ)と接続する際に使用されます。PF管の呼び22、28、30、36すべてに適合するカット溝を設けてありますので、現場に合わせて施工が可能です。使用時には、PF管が本品に曲げ負荷を加えないよう直前でPF管用両サドルを使って固定することが必要です。

SD-77 ケーブル収納可能本数

品番 VVR3芯 CV3芯 CVT
8㎜ 14㎜ 22㎜ 38㎜ 8㎜ 14㎜ 22㎜ 38㎜ 8㎜ 14㎜ 22㎜ 38㎜
SD-77  5 3 2 1 6 5 3 2 4 3 2 2

SDダクトとパワコンを接続する「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」

「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」の画像

「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」は1個から当日出荷しております。

品番 適合スリムダクト
SPCB-77-I SD-77

「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」は、太陽光発電の配線において、スリムダクトSD(77サイズ)とパワーコンディショナー(配線ボックス)を接続する際の専用部品です。取り付ける際、初めに底部をパワーコンディショナーの直下の壁に付属のビスで固定し、その後、同様にスリムダクトSDの底部を接続し、上部(フタ部)を取り付けます。最後に、このボックス接続カバーの上部(フタ部)を上から被せ、ビスで確実に固定します。また、雨水の侵入を防ぐためのコーキングが必要な部位には、専用のコーキング溝が設けられています。

スリムダクトSD内のケーブル固定する「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」

「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」の画像

「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」は1個から当日出荷しております。

品番 適合スリムダクト
SHCB-77 SD-77
「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」は、スリムダクトSD(77サイズ)内でのケーブルの動きを固定するための専用部品です。スリムダクトの底部に備えられた100mmピッチの穴にピッタリ合い、壁に固定する際の座付ナベビスとともに取り付けることができます。縦の配線には、両端と中間の合計3カ所で取り付けることが推奨され、横の配線には500mmの間隔で取り付けることが推奨されています。この保持具には、10mm幅までの結束バンドを取り付けることができる穴があり、ケーブルを確実に固定・サポートします。但し、結束バンドはセットには含まれていないので、別に購入してください。
スリムダクトSD(77サイズ)内でのケーブルを「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」で固定するイラスト

図2:結束バンドを使用して配線がずれないよう固定する。

 接合部やかん合部にはコーキングを施し雨水対策を行う

スリムダクトSDは防水構造ではありませんので、雨水の侵入の恐れのある接合部やかん合部にはコーキング処理を行ってください。

スリムダクトSDのコーキング処理箇所のイラスト

図3:接合部、かん合部にコーキング処理を施すことが必須です。

まとめ

太陽光パネルの配線を保護する際に使用するPF管は、外壁までの配管は柔軟性に優れて施工しやすいですが、外壁からパワーコンディショナーまでの直線的な配線は美しく仕上げることができませんでした。そこで、「PFD管引込カバー(品番:SECB-77-I)」を使用し、スリムダクトSD(77サイズ)と組み合わせることで、直線的な美しい配線が可能になります。スリムダクト内は「ケーブル保持具(品番:SHCB-77)」を使用してケーブルを固定し、パワーコンディショナーとの接続部には「ボックス接続カバー(品番:SPCB-77-I)」を使用すれば太陽光パネルとパワーコンディショナー間の配線を美しく仕上げることが可能です。

ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

佐々木瞭

1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。 2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。 皆さまのお困りごとを解決させて頂きます。 お気軽にご質問ください。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!
MAIN MENU SUB MENU