保温性能アップ!ベストパーツの空調用被覆銅管に断熱材厚10mm仕様が登場
高い品質と低コストにさらなる付加価値
ベストパーツオリジナルの空調用被覆銅管は、日本銅センター規格内で「冷媒配管に使用する断熱材被覆銅管」に求められる日本工業規格(JIS)H_3300_C1220TとA_9511_2種に準拠する材料を使用して品質を保証。加えて、断熱材に難燃性を付与しながらも外層断熱材の耐熱性能を必要十分な程度に抑えることで、費用対効果の高い製品をご提供しています。この度追加となった「空調用被覆銅管 断熱材厚10mm仕様」は、従来品の特長はそのままに断熱材の厚みを10mmとしたことで、近年より顕著になった高温多湿の環境にも対応し、表面結露の発生リスクを低減します。
空調用被覆銅管 シングルコイル(品番:PS-○-10)
2022年に「冷媒用断熱被覆銅管」に関する日本銅センター規格(JCDA0009)が改正され、液管側の断熱材の厚みは原管の外径によらず10mm以上、ガス管側は20mm以上と定められました。これは、先述した高温多湿環境への対応を要しての改定であり、国土交通省の標準仕様書に掲載されている公共工事向けの規定となっています。この度ラインナップを追加した「空調用被覆銅管シングルコイル 断熱材厚10mm仕様」は、液管側に使用する場合にはこのJCDA0009の規格にも対応し、公共施設や大規模な建築プロジェクトにも安心してお使いいただける商品です。
品番 | 銅管外径 | 銅管肉厚 | 断熱材厚 | 全長 |
PS-2-10 | φ6.35 | 0.8mm | 10mm | 20m |
PS-3-10 | φ9.52 | 0.8mm | 10mm | 20m |
空調用被覆銅管 ペアコイル(品番:PP-○-10)
「空調用被覆銅管 ペアコイル断熱材厚10mm仕様」は、一般住宅など、公共工事以外での使用に特化した「一般用途冷媒用断熱材被覆銅管」(JCDA0010)の規格に対応しています。JCDA0010において、2分と3分は液管側・ガス管側を問わず断熱材の厚さを8mm以上20mm以下、4分以上に関しては10mm以上20mm以下の範囲内で調整することが認められています。
品番 | 銅管外径 | 銅管肉厚 | 断熱材厚 | 全長 |
PP-23-10 | φ6.35×φ9.52 | 0.8mm×0.8mm | 10mm | 20m |
PP-24-10 | φ6.35×φ12.7 | 0.8mm×0.8mm | 10mm | 20m |
PP-35-10 | φ9.52×φ15.88 | 0.8mm×1.0mm | 10mm | 20m |
先述の「空調用被覆銅管シングルコイル 断熱材厚10mm仕様」に関しても、JCDA0010対応品です。よって、この度のラインナップ拡充により、ベストパーツでは家庭用エアコンで多く用いられるシングル管の2分と3分、ペア管の2分×3分の3モデルにおいて断熱材厚み8mm仕様と10mm仕様の2種類を、現場の環境や予算に合わせてお選びいただけるようになりました。
もちろん施工性にも妥協無し
もちろん、断熱材厚8mmタイプに見られた表面被覆の仕様は断熱材厚10mmタイプでも健在です。曲げ加工を行った際にシワが生じにくいエンボスパターンを採用しているので、曲げ加工やテープ巻きが必要な室外機周辺の配管作業を容易にし、見た目も美しく保つことが可能です。
まとめ
日本銅センターの厳しい規格をクリアしながら、外層断熱材に工夫を施すことで優れたコストパフォーマンスを実現してきたベストパーツオリジナルの空調用被覆銅管。この度、従来の断熱材厚8mmタイプから、より防露性能・保温性能を増した「空調用被覆銅管 断熱材厚10mm仕様」が加わりました。高温多湿環境への対策を求められる中、これからますます増えるエアコン設置・更新の新たな選択肢としてぜひご検討ください。
鈴木 彩香
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