エアコンの冷房効率を維持する

迫りくる猛暑に備えて、エアコンのメンテナンスをお忘れなく!

近年、世界各国で観測史上最高温度を更新し、地球温暖化や南米で発生するエルニーニョ現象などの影響で今夏も厳しい暑さが予想されています。熱中症対策のため、今やエアコンは生活必需品と言っても過言ではありません。特に夏場はエアコンの冷房を効率よく運転し、エネルギーコスト削減と快適な室内環境を維持したいものです。

夏場の冷房を効率よく運転させる4つのポイント

エアコンを効率よく運転させるためには、以下4つのポイントが挙げられます。

  1. エアコン室内機のフィルターや掃除、メンテナンスを定期的に行う
  2. サーキュレーターや扇風機などの補助冷房を活用して空気を循環させる
  3. 窓からの日差しを遮る、ドアの隙間から外気の侵入を防ぐ
  4. 室外機の設置環境の改善(直射日光を避ける、周囲の障害物を取除く)
冷房効率をアップするために

ユーザー自身にやっていただきたいエアコンのメンテナンスは1-3番まで

1.のエアコン室内機の清掃についてはこちらのブログでも取り上げておりますので、参考にご覧ください。2.のサーキュレーターや扇風機の活用は、部屋の空気を循環させることで温度ムラができるのを防ぎます。3.の隙間からの外気の侵入は開口部の大きさにもよりますが、シーリング剤でふさぐなどの方法もあります。

そしてユーザーが意外と見落としがちなのが「4.室外機の設置環境」の見直しです。何だか室内が冷えにくいなと感じたときに室内機の掃除などは思い付くものの、室外機の設置環境が影響していることに気が付かない場合もあるようです。

室外機の設置環境を整えるプロからのふたつの提案

エアコンの室外機に直射日光が当たると室外機自体が高温になり、熱くなった空気を室外に排出する力が弱まって効率的な熱交換ができません。結果、エアコンの効きが悪いと感じるようになり、エネルギーコストが増大してしまいます。

また、室外機設置場所の周囲環境を見直してみると、ショートサーキットになっていたりする場所もあるかもしれません。室外機自体の密集設置や室外機の吹き出し口と吸い込み口の前に荷物が置かれていたり、前方に障害物(バルコニーの壁面や隣家の塀など)があると起こりやすくなります。

ショートサーキット

ショートサーキットとは排熱が室外機の吸い込み口に戻ることで運転の効率低下や運転停止につながる現象です。

室外機周辺のショートサーキットを見直す提案

室外機の前に荷物が置かれている場合は、移動させて吹き出し口の前のスペースを確保しましょう。しかし、目の前に壁があったり、集合住宅のベランダなど狭いスペースに室外機を設置した場合はショートサーキットが起きている可能性があります。

吹き出し口の風向きを変更できる『風向ガイド』を取付けて、問題を改善しましょう。

室外機の排熱方向を可変する「風向ガイド」

『風向ガイド(商品コード:C-FG-AL)』は設置場所や環境に応じて、排熱の吹き出し方向を上下左右の4方向に変更できます。驚かれるかもしれませんが、室外機への取付けは「マジックテープ」で行います。

風向ガイドC-FG-AL

風向ガイドC-FG-ALは当日出荷可能です。設置には平らな面とマジックテープの貼付けスペース、             室外機ファンのサイズに注意する必要がありますが、ほとんどのエアコンメーカーの室外機に取付け可能です。

品番 寸法 マジックテープ取付幅 重量
C-FG-AL 550×550mm 25×60mm 1.7㎏

C-FG-ALには自動車産業や航空宇宙産業で使用される強力な産業用マジックテープが採用されています。取付け時にズレてしまう心配がなく、メンテナンスの際もスムーズに取外すことができます。室外機の吹き出し口から壁面までの距離が近く狭い場所では、風向ガイドを取付けることでカンタンにショートサーキットを回避することが可能です。

室外機に射す日差しを遮る提案

室外機に直射日光が当たっている場合は、日除け対策を講じることで運転効率の低下を軽減させることが可能です。

日除け対策には『日除け屋根』、『遮熱フィルム』が効果的です。逆に冬場は室外機に日光が当たると運転効率が良いともいわれておりますが、積雪地域では風雪により運転に支障をきたす場合もありますので、『日除け・防雪屋根』もおすすめです。

本稿では比較的手軽に設置でき、ユーザーへご紹介もしやすい『遮熱フィルム』についてご紹介いたします。

直射日光を反射する「エアコン室外機専用遮熱フィルム」

星朋商工製『エアコン室外機専用遮熱フィルム(品番:SF-4)』は、室外機上部の天板部に貼るだけのカンタン施工。第一層の特殊な耐熱塗料を塗布したアクリルウレタン層は、熱線を反射し、太陽熱による温度上昇を抑制するために冷凍車の荷室部の天井にも採用されています。

遮熱フィルムSF-4

遮熱フィルムSF-4は当日出荷可能です。遮熱性試験では、遮熱シートを貼った場合と貼らなかった場合で、          室外機の表面温度に約24℃もの温度差が見られました。

品番 サイズ(1枚) サイズ(4枚並べて) 貼付箇所
SF-4 32×20cm 32×80cm 室外機天板

1袋にシート4枚(室外機1台分)が入っています。日除け屋根と比べると手軽に設置が可能で、コストパフォーマンスにも優れています。

まとめ

今夏も厳しい暑さが予想されますが、本格的なシーズン突入前にエアコンの冷房効率を向上させる工夫を行うことでエネルギーの節約、エネルギーコスト削減につながります。ユーザーが快適な室内環境を維持するために、エアコン室内機のクリーニングだけではなく、『遮熱フィルム』や『風向ガイド』を使用して、エアコン室外機周辺の環境を整えるご提案をしてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 陽子

業務部所属。メルマガやECサイトから新商品の特徴や、新商品の情報をお届けしていきます!
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