
補強材いらずで施工スピードUP!換気扇固定台座を試してみよう!
シンプルでも強度を確保
通常パイプファンを天井に設置する場合、φ100なら120角、φ150なら170角で補助野縁を組立てて木枠を作り、補強下地として利用しますが、それは主に新築時の話で、リフォーム現場などではそのためだけに木材を追加で仕入れるのは結構な手間になります。
一方で、壁への設置で問題になるのがスリーブの固定方法です。一般的には金属の薄板を折り曲げた部材に丸形フード用のビス穴が空いているタイプが使われます。しかし近年は、角型のフードや給気口が主流になってきており、固定ビス位置が合わない、金属製のため結露による水滴トラブルが起きやすい、といった問題が目立つようになってきました。
換気扇固定台座なら下地不要!

換気扇用固定台座(商品コード:PYPB-100、PYPB-150)は1個から当日出荷致します。
商品コード | サイズ(mm) | 内径 | 適合パイプ |
PYPB-100 | 幅200×高さ217×厚み30 | φ100~105 | 換気パイプ100用 |
PYPB-150 | 幅250×高さ250×厚み30 | φ153~156 | 現場でこんな経験はありませんか? |
「換気扇固定台座(PYPBシリーズ)」は、野縁がない天井にもそのまま設置できるのが特長です。壁に取り付ける場合も、裏側に補強用の鋼材を入れる必要はありません。取付けは間柱に付属のビスで固定するだけですから、設置位置も比較的自由に調整することができます。
美しく仕上がる施工をサポート
換気扇の電源を隠ぺいする場合は、本体にある4か所の電源ケーブル用引き出し穴を活用すると、見た目もきれいに仕上げることができます。(図1の①)
さらに壁面設置の場合は、あらかじめ屋外に向かって2%の下り勾配になるように設計されているため、埋込み管から雨水の侵入を防ぐ効果も期待できます(図1の②)。もちろん、丸形フードにも、近年主流の角型フードにも対応しています。材質には熱伝導率が低い樹脂を採用しているため、金属製のスリーブ固定金具と比べて結露しにくく、防露効果が高いと言えます。
また、屋内側からの施工ではクロスを貼ってからコアを抜かれる方が多いと思います。その点、換気扇固定台座には磁石探知部が付属されており、取り付けて施工することにより「EGアッター2(商品コード:BUT-EG2)」などの探知機を使えば開口部のセンターを正確に見つけることが可能です(図1の③)。クロス施工後でも正確に中心位置を確認してコア抜き作業が行えるため、施工ミスやズレを防ぐことができます。PYPB-150はあらかじめ磁石探知部がセンターにセットされています。
このような細かい配慮により、施工しやすく、美しい仕上がりをサポートしてくれます。
天井に取付ける場合
天井面への取付けの際は、付属のヒモを引っ張って引き寄せ、タッピンねじで固定します。PYPB-150はヒモではなく、台座中央のバー(磁石探知部)を引き寄せてビス固定します。台座中央のバーは、固定後にニッパーなどで切り取ってください。
まとめ
「換気扇固定台座」は天井・壁どちらの施工にも対応でき、作業の効率を上げながら、仕上がりの品質も高めることができる優れた部材です。下地の補強が難しい現場や、結露が気になる環境でも安心してお使いいただけます。まだ使ったことがないという方も、ぜひ次の機会に導入をご検討してはいかがでしょうか。

佐藤 陽子

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