※この記事は2020年4月28日に公開した後、一部修正して5月6日に再公開していた記事ですが、内容を校正し直し2021年9月28日に再度公開しました。

採用すればすぐに楽になる「温水マット配管パック」

「温水マット配管パック」は、温水式床暖房マットとヘッダーを接続するために必要な部材がまとめられているので、CH継手やワンタッチバンドの必要数量や配管長を計算して架橋ポリエチレン管の必要巻数を決定する作業が不要になります。また、架橋ポリエチレン管を１巻（25m）単位で購入した場合、いつも残材となる7Aのペアチューブも必要な分だけ同梱されているので産廃を減らすことができます。

1回路につき1パックを手配すればすぐ施工できる

「温水マット配管パック」は1回路に必要な部材が一式になっているので必要な回路数と同じ数だけ手配してください。「温水マット配管パック」には1回路につき1枚の温水式床暖房マットを接続するために必要な部材がパックになっている「温水マット用配管パック（分岐なし用）」と、1回路で2枚の温水式床暖房マットと接続できる「温水マット用配管パック（分岐2枚用）」の2種類があります。それぞれ10A配管の長さは10m、15mを選ぶことができます。

ヘッダーから1枚の温水マットに接続する「温水マット用配管パック(分岐なし用)」

温水マット配管パック(分岐なし)は当日出荷！

ヘッダーからの1回路につき1枚の温水式床暖房マットを接続するために必要な部材がパックになっている「温水マット用配管パック（分岐なし用）」はあらかじめ7A配管が1mにカットされているので現場ではスムーサーを用いて継手と温水式床暖房マットにさすだけで施工は完了です。

ヘッダーから2枚の温水マットに接続する「温水マット用配管パック(分岐2枚用)」

温水マット配管パック(分岐2枚用)は当日出荷！

ヘッダーからの1回路を2枚の温水式床暖房マットと接続できる「温水マット用配管パック（分岐2枚用）」は「分岐ヘッダー（品番：XPE-1077）」と2mにカットされた7Aパイプが2本同梱されています。なぜ7Aパイプが2mかというと、2枚の接続しようとする温水式床暖用マットの接続口が離れていることがあり1mのカット品では足りないことがあるからです。もし温水式床暖用マットが隣接しており、7Aパイプが長いときには「エンビカッター（品番：VC-0342）」などでカットして任意の長さにしてください。

品番選定も超カンタン！

この現場は図面の通り、CHヘッダー以降は4回路になっています。KNS2424SとKNSDXAK特がそれぞれ1回路につき1枚ずつ、KNS1827S×2枚とKNS-BXAK特×2枚がそれぞれ1回路からの2分岐となっています。10Aパイプはいずれも10m以下で収まるとすると、選定するべき「温水マット配管パック」はたったこれだけです！

1. 温水マット用配管パック（分岐なし用）（品番：XLSP107-101）　　2パック
2. 温水マット用配管パック（分岐２枚用）（品番：XLSP1077-102）　　2パック

配管パックを導入すると、6枚の温水マット敷設現場の部材発注業務がたった2行で片づけることができます。継手やバンド、配管の巻数を計算しなくてよいのでとてもカンタンではありませんか？

まとめ

温水式床暖房マットを敷設するためには、実にたくさんの部材選定が必要です。「温水マット配管パック」を使用すれば、部材選定や見積時間の短縮、さらには配管もあらかじめカットしているの現場での施工時間の短縮と産廃処理の費用削減が期待できます。温水式床暖房のお見積にぜひ採用してみてください。