トルクレンチの精度をキープする秘訣!ベストパーツの定期アラート付き校正サービス

冷媒ガスがR22から圧力の高いR410A、R32へと変わったため、習熟度に関わらずフレアナットのトルク管理は重要です。どんなに精度の高いトルクレンチであっても、周期的に校正をしなければ既定のトルク値で締め付けてもフロンガスの微小漏れが発生します。本稿では、ベストパーツオンライン「トルクレンチの校正サービス」をご紹介します。

※この記事は2019年11月22日に公開しましたが、定期アラート付き校正サービスを加え2023年7月12日に再公開しました。

精度維持のために欠かせない作業とその意義

ベストパーツオンラインが提供する「トルクレンチの校正サービス」では、お客様の工具と標準機の値の差を確認し、トルクレンチを分解して部品交換まで行い、値を合致させます。一般的に、トルクレンチは内蔵されたバネによってトルク値が決まりますが、バネは使用回数が増えると緩んでしまい、正確なトルクが得られなくなります。そのため、定期的な校正が必要です。

コスト削減と信頼性向上!定期校正で部品交換回避のベストパーツオンライン校正サービス

部品交換が伴う校正にかかる費用は高額なので、そうならないようにメーカー推奨の1年毎に校正することをおすすめします。ベストパーツオンラインでは、校正サービスを受けられた施工業者様に対して1年周期で校正サービスのご案内を実施しています。

アサダとTONE:校正可能なトルクレンチメーカーの選択肢

ベストパーツオンラインが提供する校正可能なトルクレンチメーカーは、アサダ株式会社とTONE株式会社です。校正のご依頼は、以下のフォームからお問い合わせください。お問い合わせ内容の欄には、メーカー名や品番を明記してください。その後、現物を送付いただき詳細を確認した後、校正費用と納期についてご案内いたします。

校正を希望する商品のメーカーまたは品番、その他お問い合わせ内容を明記ください。

品質維持のためのお客様への特典!新規購入でも定期校正をご案内しています。

もちろん、新規購入していただいた施工業者様に対しても1年周期で校正サービスをご案内しております。よろしければ以下のラインナップからお選びください。

アサダ株式会社

「アサダ トルクレンチ(品番:XPシリーズ)」は1丁から当日出荷可能です。

このモデルのトルクレンチは、締付トルクが達するとヘッドが折れ、トルクのリリースを感じることで、フレアナットの締付不足やオーバートルクによる冷媒漏れを防止します。精度は±4%で、校正証明書が付属しているため、安心して作業に取り組むことができます。

品番 サイズ ナット径 トルク
XP711 1/4 17mm 18N・m
XP713 3/8 22mm 42N・m
XP747 1/2 26mm 55N・m
XP776 5/8 29mm 75N・m

※基準価格はトルクレンチ本体の販売価格です。校正費用とは別になります。

TONE株式会社

スパナ形単能トルクレンチ

「TONE トルクレンチ(品番:TSPシリーズ)」は1丁から当日出荷可能です。

このモデルのトルクレンチは、締付トルクが規定値に達すると「カチッ」という音や軽いショックで知らせてくれます。これにより、フレアナットの締付不足やオーバートルクによる冷媒漏れを防止することができます。精度は±4%であり、購入時には校正証明書が付属しているため、安心して作業に取り組むことができます。

品番 サイズ ナット径 トルク
TSP16-17 1/4 17mm 16N・m
TSP38-22 3/8 22mm 38N・m
TSP55-26 1/2 26mm 55N・m
TSP75-29 5/8 29mm 75N・m

※基準価格はトルクレンチ本体の販売価格です。校正費用とは別になります。

モンキ形トルクレンチ

メカニカル機構デジタル表示の「モンキ形トルクレンチ(品番:TMWMシリーズ)」は1丁から翌々日出荷可能です。

このモデルのトルクレンチは、使用するボルトナットの二面幅が変動しても精度を保つ特殊な機構を備えています。あらかじめ設定したトルク値に達すると「カチッ」という音や軽いショックを感じることで、締め付けが完了します。このトルクレンチは、ミリサイズやインチサイズ、四角や異形ボルト、ナットなどに関係なく、必要なサイズに簡単に調整することができます。さらに、購入時には校正証明書が付属しており、作業を安心して行うことができます。

品番 ナット径 トルク
TMWM60 10~27 15~60N・m
TMWM115 17~38 25~115N・m

※基準価格はトルクレンチ本体の販売価格です。校正費用とは別になります。

まとめ

トルクレンチに内蔵されているバネは、繰り返しの伸縮によって緩み、規定のトルク値での締め付けが次第に難しくなります。低圧のR22冷媒ガスを使用する時代ではトルク管理の重要性はそれほど感じられませんでしたが、R410AやR32を採用するヒートポンプの増加に伴い、校正サービスへの需要も増えています。ベストパーツオンラインでは、トルクレンチの新規購入または校正サービスを受けた施工業者の方々に対し、工具メーカーが推奨する年に1回の周期で校正サービスのご案内を行っています。

ベストパーツオンラインショップ

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