穴あけと同時に電線を引き込める【通線用ドリル】
2023.03.13
外壁から内壁へ電線を引っ張る際、一般的にはドリルで穴を開けてからワイヤーなどを使う場合が多いかと思います。ミヤナガの「通線用ドリル」は、穴を開ける作業と電線を引き込む作業を1本で行うことができます。本稿では、「通線用ドリル」についてご紹介します。
目次
「通線用ドリル」はサイディング系の外壁に強い
近年の外壁は下地に木材、表面にサイディング材を使用している建物が多くなっています。「通線用ドリル」はサイディング材の外壁に強く、穴あけの際に釘に当たってしまっても刃を傷めることがない強度を持っています。その為、木工用ドリルや鉄工用ドリルで苦労していた穴あけもカンタンに行うことができます。
異なる材質の複合壁も1本で穴あけ
従来は、各種サイディング材(金属系、窯業系、木材系)それぞれに適合するドリルを準備する必要がありましたが、「通線用ドリル」は特殊形状の超硬チップによって異なる材質の複合壁を1本のドリルで穴あけを可能にします。電動工具に合わせてSDS軸とストレート軸が選べるようになっています。
品番 | 刃先径(mm) | 全長(mm) | 有効長(mm) | 軸 |
TD100032 | 10.0 | 320 | 150 | ストレート |
TD120032 | 12.0 | ストレート | ||
TD150032 | 15.0 | ストレート | ||
TD100032R | 10.0 | SDS | ||
TD120032R | 12.0 | SDS | ||
TD150032R | 15.0 | SDS |
超硬鋭角センタードリルの技術を採用
ミヤナガの人気商品「ウッディングコアドリル」や「ガルバウッドコアドリル」のセンタードリルでも使用されている、60°の鋭角技術を採用することで、位置決めや切り込みをスムーズに行うことができます。実際にご使用いただいてるお客様からは「穴あけがしやすい」と評価をいただいております。
穴あけとケーブルの引き込みが同時に行える
ドリルビット本体に設けた穴にワイヤーを取り付けることで、穴あけ後にそのまま電線の引き込み作業が行えます。これによって配線の引き込み作業の負担を軽減することができるので、給湯器リモコン設置やコンセントの増設など、様々な場面で使用されています。
まとめ
近年の外壁は、表面にサイディング材を使用している建物が多くなっています。サイディング材に強く、穴あけと同時に電線の引き込みを可能にする「通線用ドリル」は、使ってみて感じる便利工具です。電線の引き込みだけではなく、複合壁への穴あけ時にもオススメな商品です。
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永井達也
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