
安全性が求められるCF用排気筒の離隔距離を微調整できる【自在取付金具】
2022.09.21
新規取付ができないCF式の風呂釜や給湯器。全国で長く愛用されてきた花形商品ですが、FF式へ移行することが促されています。しかしながら、これまで安全に使用できていた現場では、CF式のまま後継機種に交換されているのも事実です。操作方法が変わる新機種への移行に抵抗感を覚えるユーザーも少なくありません。本稿では、壁面と排気筒の離隔距離を微調整できる「自在取付金具(品番:SS-JK)」をご紹介いたします。
脚部を260mm~400mmの範囲で自在に
CF用排気筒のトップセットには、脚部の長さが300mmと450mmの2組を1セットとして付属しています。これで問題なく設置できる現場は良いのですが、壁面からの離隔距離を微調整したい現場においては、脚部の長さを現場で加工しなければなりません。
排気筒口径も脚部長さも微調整ができる「自在取付金具」
品番 | 排気筒口径 | 脚部長さ | 基準価格 |
SS-JK | φ100~φ150 | 260mm~400mm | ¥1,150 |
SUS430製の自在取付金具は、蝶ネジで排気筒口径と脚部長さを微調整できます。壁面からの離隔距離を現場に合わせて容易に調整できるため、例えばバフラー上部に負荷をかけずに済みますし、外観も美しく仕上げられます。また、排気筒口径はφ100~φ150の間で自由に調整できるので、特殊なサイズの排気筒にも対応できます。
一般的な「取付金具」は長さが決まっている
品番 | 排気筒口径 | 脚部長さ | 基準価格 |
SS-106-K | φ106 | 300mm・450mm | ¥1,300 |
SS-120-K | φ120 | 300mm・450mm | ¥1,600 |
一般的な取付金具は、脚部の長さが300mmと450mmのセットになっています。一般的には外壁からの取出し側に300mmを使用し、多翼トップ、Hトップ側に450mmという具合に使い分けることで下屋や庇の上まで排気筒を延長します。しかし、バフラー部直上や排気延長距離が長い現場においては、壁面との離隔距離に微調整が必要となり、定尺の取付金具だけでは難儀します。
まとめ
CF用排気筒のトップセットには、脚部長さ300mmと450mmの取付金具が付属されています。しかし、取替現場しかないCF式の風呂釜や給湯器の場合、壁面から排気筒までの離隔距離は現状に合わせざるを得ません。その点、「自在取付金具(品番:SS-JK)」を用いれば、排気筒口径をφ100~φ150まで、脚部を260mm~400mmまで調整できるので、ほとんどの現場に対応できます。
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室橋尚哉
1989年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。分類は空調換気を担当。1963年生まれ。

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