暖房シーズン突入前に必読!精度が高く測定数値が一目瞭然の【デジタル連成計】
※この記事は、2020年8月11日に公開しましたが、修正を加え2022年9月20日に再度公開しました。
冬場のメンテがデジタル表示の需要を後押し
冬のメンテナンス時には暖房運転を行っているため、冷房運転時より冷媒ガスの圧力が高くなっています。そのためアナログ式の連成計の場合は、測定範囲の広い「冷暖兼用タイプ」を使用しなければなりません。しかし、測定範囲が拡大した分だけゲージ径はφ80と大きくなり、それでも1目盛当たりの値が狭くなり見えにくくなってしまうので、見る角度によって読み取る値にバラつきが出てしまうという問題点がありました。
バックライト搭載で薄暗い場所でも見やすい表示
「デジタル連成計(品番:TA141DG)」は、従来のアナログ式の連成計と同じゲージ径φ60とコンパクト設計です。バックライトを搭載しており、薄暗い場所や日陰での作業でも見やすく、デジタル表示の良さを損ないません。また、オートパワーオフ機能を備え省電力を実現しました。外層カバーには「熱可塑性エラストマー」を採用した衝撃吸収素材を搭載しており、凸部と凹部を連ねることで素材の衝撃吸収力を更に高めました。
品番 | 圧力範囲 | ゲージ外径 | 取付ねじ |
TA141DG | -0.1~5.0MPa | φ60 | 1/8NPT |
シングルマニホールドとの組合せがベスト!もちろん手持ちのマニホールドにも。
シングルマニホールドセットとして新たに購入するパターン
オススメは「ボールバルブ式デジタルシングルゲージマニホールド(品番:TA123DG)」として新たに購入するパターンです。シングルマニホールドは、カンタンなボールバルブの操作で真空引きと冷媒ガスの充填を行うことができる軽量でコンパクトなマニホールドです。連成計は1つのみで真空から高圧まで表示されています。幅広い圧力を明確に表示できる「デジタル式連成計(品番:TA141DG)」の相性は抜群です。
お手持ちのマニホールドに付属の連成計と交換するパターン
マニホールドがまだ新しいという方にはお手持ちのマニホールドの連成計のみ交換する方法もあります。「デジタル式連成計(品番:TA141DG)」を、お手持ちのマニホールドにねじ込むだけです。マニホールドがダブルタイプの場合は低圧側をデジタル式に交換すると測定範囲が広くなり「冷暖兼用タイプ」として使用できるのでオススメです。取付けは連成計のねじ部にシールテープ を巻くか嫌気性のシール剤を塗布して3.4 N ・ m 以下の締付トルク でねじ込んでください。
まとめ
長く定番として愛用されてきたアナログ連成計。最近は、エアコンで冷暖房するのが当たり前になり、暖房シーズン突入前に測定範囲の広い「冷暖兼用タイプ」の購入を検討する施工業者様も多くお見えになります。しかし、冷暖兼用連成計のゲージ径はφ80とひと回り以上も大きくなり、それでも文字盤のメモリは細かくなるため視認性が低下します。その点、「デジタル連成計(品番:TA141DG)」なら、コンパクトなΦ60でも数字がしっかり読み取れるようになり施工をストレスなく効率よく進めることができます。
永井達也
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