ガス機器から安心して着脱できる

JIS規格品のガスコードは、どなたでも安全に使用できます。ただし、ヒューズガス栓やガス器具のガス接続口がφ9.5ガスホースエンドの場合には、「ガス栓用プラグ」や「器具用スリムプラグ」を利用する必要があります。

「ガス栓用プラグ」と「器具用スリムプラグ」

下の図1にホースエンド型ガス栓と表記されているガス栓のφ9.5ホースエンドに「ガス栓用プラグ」を取り付けるだけで、ガスコードが使えるようになります。なお、逆流防止機能がついているため器具側には使用できません。器具側もΦ9.5ホースエンドだった場合は、「器具用スリムプラグ」をご利用ください。

図１：ガス栓用プラグ・器具用スリムプラグの使い方

ヒューズガス栓のφ9.5ホースエンドには「ガス栓用プラグ」

ヒューズガス栓にはφ9.5ホースエンド型とコンセント型の２種類のガス栓があります。コンセント型のヒューズガス栓の場合は、ガスコードをそのままでワンタッチで接続することが可能ですが、φ9.5ホースエンド型のヒューズガス栓の場合はそのままでは使用できず、「ガス栓用プラグ（品番：QGP10）」を使用し、迅速継手への変換が必要です。

ガス栓用プラグ（品番：QGP10）

止め輪やバンドが要らない「ガス栓用プラグ（品番：QGP10）」は、施工がカンタンなガス栓用プラグです。取付位置については、屋内専用であることと器具側には使用しないことを守る必要があります。

「ガス栓用プラグ（品番：QGP10）」は都市ガス、LPガス兼用です。1個から当日出荷です。

ガス器具のφ9.5ホースエンドには「器具用スリムプラグ」

ガス器具の接続口にはφ9.5ホースエンド型とプラグ型があります。φ9.5ホースエンド型の場合は、器具用スリムプラグの「器具用スリムプラグ （品番：QKP06）」を使用して迅速継手（カチット）に変換します。

器具用スリムプラグ（品番：QKP06）

器具用スリムプラグの、「器具用スリムプラグ （品番：QKP06）」。このモデルは止め輪が要らない施工時間が短い、器具用スリムプラグです。ただし、屋内専用である点とヒューズガス栓には使用できない点に注意が必要です。

「器具用スリムプラグ （品番：QKP06）」は、都市ガス、LPガス兼用です。1個から当日出荷です。

ガスコードは都市ガス、LPガス兼用

継手部のJIS化により、ガスコードは都市ガスとLPガス兼用でご使用いただけます。また、ガス栓側は自在型ですからＳ型でもＬ型でもこれ一本で対応できます。接続状態では青色のセーフィティラインが現れ、どなたでも目視で確認できます。

接続が目視できるセーフィティライン

光陽産業カタログより引用。

ベストパーツオンラインではガスコードは十川ゴム製と光陽産業製の2社のガスコードを当日出荷しております。万が一、メインシールに髪・米・ホコリ等が付着しても他の箇所のシールパッキンがガス漏れを防止するので、より安心してご使用いただけます。

多重シールの構造

メインシールに異物が付着しても、他のシールパッキンがガス漏れを防止する構造です。

十川ゴム　多重シールガスコード自在型（品番：MGCタイプ）

十川ゴム製のガスコードは以前はシングルシール式でしたが、より安心してご使用いただける多重シール型に規格変更されました。万が一、メインシールに髪の毛・米・ホコリが挟まった場合でもガス漏れを防止でき、事故防止につなげることができます。

十川ゴム製の「多重シールガスコード（自在型）」は1本から当日出荷。

光陽産業　多重シールガスコード自在型（品番：GCタイプ）

光陽産業製の「多重シールガスコード（自在型）」は1本から当日出荷。

まとめ

炊飯器、グリル付きコンロ、そしてオーブンなどのガス調理器で料理を楽しみたいというユーザー宅に、既設のヒューズガス栓がある場合、ユーザーが安心してガス機器を着脱できるガスコードを使えるようにしましょう。その際、ヒューズガス栓の接続口がφ9.5ガスホースエンドの場合には「ガス栓用プラグ（品番：QGP10）」を使用します。また、ガス器具のガス接続口がφ9.5ガスホースエンドの場合には、「器具用スリムプラグ （品番：QKP06）」をオススメいたします。

※この記事は2020年5月9日に公開されましたが、2022年10月24日、2024年3月12日に仕様変更を反映し再度公開いたしました。