スイッチの交換で生活の質を向上!省エネと快適性を与える「かってにスイッチ」
スイッチの自動化がもたらす新たなビジネスチャンス
私たちの生活は自動化によってより便利になりつつあります。特に、家の照明のような日常操作を自動で行えるようにすることは、省エネと時間節約に直結します。「かってにスイッチ」は、熱線センサで人の動きを検知し、自動で照明をON/OFFすることで、このニーズに応えます。設備工事業者にとっては、この技術を顧客に提案することで、彼らの生活を向上させる新たなビジネスチャンスが広がります。
かってにスイッチの技術的な特徴
かってにスイッチはLED照明に対応し、温度変化を検知する熱線センサを利用しています。検知範囲、センサが働く周囲照度、動作保持時間が調整でき、様々な間取りや顧客の生活に対応可能です。Panasonicでは、「かってにスイッチ」をコスモシリーズワイド21、アドバンスシリーズ、そしてラフィーネアシリーズでラインナップしていますが、本稿では、既設スイッチの取替提案で引合の多いコスモシリーズワイド21のブランクチップ付ホワイト色「ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)」に絞ってご紹介致します。同モデルでも、スイッチスペース付モデルやパイロット・ほたるスイッチCなど複数のデザインオプションがあり、色もグレー、利休色、ベージュ、ウォームシルバーと幅広く展開されています。注意すべきは、センサの検知距離が3mにも及ぶことで、この機能により広範囲をカバーできるものの、従来のスイッチとの置き換え時に予想外の動作をする可能性があるため、設置環境によっては取付位置の移動が必要になる点です。
設置の容易さ
「ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)」は、LED照明専用であり、2線式および3路配線対応形として設計されているので、今お使いの「片切スイッチ」や「3路スイッチ」からの取替にオススメです。なお、照明以外の負荷機器への使用は推奨されておりません。また、設置にあたっては技術的な知識を要するものの、電気工事士の資格者であれば、一般的なスイッチと同様に行えるようになっています。
顧客への提案方法
顧客への提案では、「ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)」の省施工性とLED照明との高い適合性を強調します。新レンズによる検知感度の向上は、以前のモデルよりも改善されており、消し忘れ防止と節電をより確実に実現します。検知距離が3mと長いため、設置場所の再考やスイッチの移動が必要な場合もありますが、電気工事士による迅速な施工で顧客満足度を高めることができます。
製品特長
Panasonicのコスモシリーズワイド21に属するこの自動スイッチは、LED照明専用の2線式および3路配線対応で、照明の自動ON/OFFを可能にします。熱線センサは人の動きや温度変化を検知し、設定時間に応じて自動で消灯、消し忘れと無駄な電力消費を防ぎます。検知エリアは20°から160°まで調節可能で、照明の点灯時間や周囲の明るさも顧客の間取りやニーズに合わせて調整できます。
ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)
品 番 | 電圧 | 消費電力 | 負荷容量 | 基準価格 |
WTK1811WK | 100V | 0.05W | 1.2A | ¥8,680 |
熱線センサの検知エリアを自分で調節できる
「ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)」は、最小20°、最大160°の範囲内で自由に検知エリアを調節できます。ユーザーが生活している中で、センサの反応に不便を感じた際も、ユーザー自身でカンタンに調節できますので設置後のトラブルもありません。
照明を検知する明るさ、点灯時間が自由に調整可能
写真のつまみを回すことで、照明の点灯時間、検知する周囲の明るさを調節することができます。動作保持時間のつまみはメモリごとに「カチッ」とクリック感がありますので、中間位置で止めないように注意してください。明るさセンサは検知する周囲の明るさを調節します。暗いときだけ作動させたい場合は、明るさセンサのつまみを暗めの方に、明るさに関係なく作動させる場合は、切につまみを設定します。決して照明の明るさを調節するものではないので注意してください。
まとめ
「ワイド壁取付熱線センサ付自動スイッチ(品番:WTK1811WK)」の導入は、日々の生活における照明の操作を自動化し、省エネと快適性を向上させる革新的な解決策です。Panasonicのコスモシリーズワイド21に属するこの製品は、LED照明専用の2線式および3路配線に対応し、熱線センサによる人の動きや温度変化の検知で照明を自動でON/OFFします。検知範囲や動作保持時間、周囲の明るさを調整可能で、消し忘れ防止と節電に貢献。設置の容易さと顧客への提案方法により、設備工事業者に新たなビジネスチャンスを提供します。
※この記事は、2020年12月21日に公開しましたが、校正し直し2022年9月13日、2024年2月9日に再度公開しました。
佐々木瞭
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