マキタの「充電式レシプロソー」で切断効率をアップ
AC機に匹敵する驚愕の切断スピードとパワー
世界的に「レシプロソー」の呼び名で浸透しているこの電動工具は、往復式で対象材を切るのこぎりを電動化した商品です。現在は40V・36Vの充電バッテリを搭載した充電式レシプロソーも発売されています。18Vと比べるとパワーなどは勝るものの、住宅設備工事に限ればややオーバースペックです。また、住宅設備工事に使用することが多い18Vのバッテリを使い回せることも考慮に入れると18Vに軍配が上がるのではないでしょうか。
圧倒的な切断スピードの18Vを使いこなす
ブラシレスモータ搭載で驚愕の切断スピードを実現「充電レシプロソー(品番:JR187DRGX)」
マキタの「充電レシプロソー(品番:JR187DRGX)」は、ブラシレスモータ搭載で驚愕の切断スピードを持ち、旧18Vモデルと比べ1.6倍!!往復のストローク幅を32mm、ストロークを3000回/分にして一層の高速切断を可能にしたうえ、バランサが下方向に荷重しながら引き側速度を早くしているため対象物にしっかり食い付きます。電池は充電1回あたりφ34の鋼管を75本切断できる高容量6.0Ahリチウムイオン電池に、残容量表示と自己故障診断機能も搭載しています。
品番 | ストローク幅 | ストローク数 | 電圧 | 容量(Ah) |
JR187DRGX | 32mm | 低速0~2300回・高速0~3000/min | 18V | 6.0 |
コンパクトで使いやすい「充電式レシプロソー(品番:JR188DRGX)」
「充電式レシプロソー(品番:JR188DRGX)」は上記「充電レシプロソー(品番:JR187DRGX)」に比べると123mmコンパクトになっており、狭所での作業にも向いています。ただしその分ストローク長は短くなりますので、ご自身の作業に応じて必要なスペックをお選びください。
品番 | ストローク幅 | ストローク数 | 電圧 | 容量(Ah) |
JR188DRGX | 20mm | 0~3000回/min | 18V | 6.0 |
マルチポジションスイッチで切断スタイルが自由自在「充電レシプロソー(品番:JR184DRGT)」
「充電レシプロソー(品番:JR184DRGT)」はスイッチの位置が2種類あり切断箇所により使い分けが可能です。トリガスイッチは高い所(天井の石膏ボード等)や狭い箇所(壁際等)の作業に最適です。もう一つのパドルスイッチは鋼管や銅管等を切断する際など力を入れる作業に最適です。上記「充電レシプロソー(品番:JR187DRGX)」に比べるとストローク幅が半分以下のためパワーは劣ってしまいます。
品番 | ストローク幅 | ストローク数 | 電圧 | 容量(Ah) |
JR184DRGT | 13mm | 0~3000回/min | 18V | 6.0 |
レシプロソーブレード
BI5(バイファイブ)レシプロソーブレード
レシプロソーブレード【BI5(バイファイブ)】は、高耐久でスピーディーに切断できる耐摩耗性に優れた替刃です。刃先取付傾斜角度を5度にしているため食い付きが抜群で切断スピードを約1.6倍に向上します。耐衝撃・耐摩耗性に優れたマトリックスⅡハイスを使用することで刃物寿命が約2倍になりました。ベストパーツオンラインでは主に鉄・ステンレス・設備解体用の2サイズをラインナップしています。
品番 | 切断材料(mm) | 山数 | 厚み | 全長 |
A57984 | 軟鋼板:4〜6・非鉄金属:4〜12・プラスチック:4〜6・木材:8〜125・パイプ:φ125以下(A57790はφ175まで可) | 10&14 | 1.3mm | 200mm |
A57990 | 250mm |
超硬刃レシプロソーブレード
超硬刃レシプロソーブレードは、刃の先端に超硬チップを溶接することで鋳鉄管だけでなくステンレス管も切断が可能な替刃です。釘が入った木材もそのまま切断することができるため解体などでも役立ちます。ベストパーツオンラインでは主に鋳鉄・ステンレス・設備解体用をラインナップしています。
品番 | 切断材料(mm) | 山数 | 厚み | 全長 |
A61662 | パイプ(鋳鉄/炭素鋼/ステンレス)φ75以下・木材:75 | 6 & 8 | 1.25mm | 228mm |
ナイフ刃レシプロソーブレード
ナイフ刃レシプロソーブレードは、刃の先端を波刃形状にすることで断熱材の切断に特化しています。「充電レシプロソー(品番:JR184DRGT)」での使用がオススメです。
品番 | 切断材料 | 厚み | 全長 |
A66329 | 断熱材 | 1.5mm | 228mm |
まとめ
切断スピードが旧18Vモデルと比べ1.6倍になった最新の18Vモデル「充電レシプロソー(品番:JR187DRGX)」は、リフォーム現場の解体作業に最適です。マキタの製品は、同じ電圧のリチウムイオン電池であれば容量が異なる電池を取付けることができますが、使い回すことも考えて容量は6.0Ahを使うようにすることをオススメしています。刃の寿命を延ばすだけでなく、作業効率にも大きくかかわってきますので、適切な刃を選択することを心がけましょう。
※この記事は2019年10月28日に公開した内容を、校正し直し2024年5月30日に再度公開しました。
寺島 佳希
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