温水暖房のCHヘッダーに直接接続できる「CH流量計」

放熱端末の数が多い温水暖房システムでは、回路毎の要求流量が異なります。しかし、家庭用ガス熱源器を使用する現場で増加している「CHヘッダー」に直接接続できる流量計がありませんでした。本稿では、接続部がCH仕様になっている「CH流量計(品番:CH-FM)」をご紹介します。

※2019年6月5日に公開した記事ですが、修正して2020年11月10日に再度公開しました。

流量計、ボールバルブ、そしてCH継手を一体化したコンパクト設計

従来、流量計の前後に止水用ボールバルブ、変換継手、CH継手などを接続しなければなりませんでした。本稿でオススメする「CH流量計(品番:CH-FM)」は、それらを一体化したコンパクトなバルブ一体型の流量計なので、作業効率が大幅に向上しコストダウンが図れます。実際に使用したお客様からは「作業があっという間に終わってコストダウンにもなった」と喜ばれている商品です。

「CH流量計」の注目ポイント

「CH流量計(品番:CH-FM)」は1個から当日出荷です。流水方向は写真の左→右です。

ボールバルブを組み込んだ「CH流量計(品番:CH-FM)」は、テーパ管の中にフロートを浮かせる方法を採用していますので、圧力損失が低く安価な商品に仕上がっています。ねじ式の「流量計」タイプでは、メモリとフロートの色が同色になっていたので見えづらいというご意見をいただくことがありました。「CH流量計(品番:CH-FM)」では、メモリを黒色にして流量を示す数字がくっきりと見えやすい工夫がされていますので、照度の低い現場であっても読み取りやすくなっています。

品番 流量範囲(L/min)
CH-FM 0.5~2.0

ワンタッチで接続できるCH接続

「CH流量計(品番:CH-FM)」は着脱が容易なCH接続なので、給湯器下や床下などの狭所作業でも扱いやすい商品です。なお、接続部の抜け防止には、必ず「CHクリップ(品番:XPE-10C)」をお使いください。

温水マットには十分な流量範囲

「CH流量計(品番:CH-FM)」の流量範囲は、最大で2.0L/minなので標準流量をあまり多く必要としない温水マットなどに適している商品です。敢えて言えば、最大計測流量を3.0L/minにして、もう少し流量の多い端末にも対応すべきだと考えています。

ボールバルブ付なので別途取り付けが必要ない

「CH流量計(品番:CH-FM)」は、マイナスドライバーで開閉できる止水用ボールバルブが内蔵されておりますので、別途バルブを設置する必要がなくコストダウンを実現します。なお、僅か90°で開閉するボールバルブの動作原理は、流量調整には不向きですから止水用と考えてください。回路毎の流量調整をヘッダーで行いたい場合には、「ヘッダーセット671」をオススメいたします。

まとめ

CHヘッダーを使用する現場で回路毎の流量を把握するためには、「CH流量計(品番:CH-FM)」をオススメいたします。今までは、流量計、バルブ、そして継手をバラバラに手配し施工しなければなりませんでしたが、すべてを一体化したCH流量計を使用すれば、CHヘッダーに直接接続するだけで回路毎の流量を把握できるようになります。ただし、バルブはボールバルブ式なので流量調整には不向きです。

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