リフォーム業者様必見!壁出し混合栓の高さを変える『延長ソケット』
築年数が経過した賃貸住宅などでは、壁からの配管そのままでは水栓の取付脚に対応できない現場があります。そんな悩みを解決するのが『延長ソケット』です。ほかにも、湯・水の配管の間隔が広い場合や、流し台のバックガードが干渉してしまうリフォーム現場には欠かせないパーツです。
延長ソケットの使用シーン
メーカーにより延長ソケットや偏心管、取り出しソケット付き延長脚、長尺脚という様々な名称ですが、壁面の取り出しから水栓までの脚部のことを指します。延長ソケットは、以下のような場面で役立ちます。
- キッチンで流し台のバックガードが干渉して取付脚が取付けできない場合
- 湯、水の配管ピッチが広く、直接取り付けが難しい場合
- 湯、水それぞれ単水栓を設置する際の取り出しソケットとして
ベストパーツオンラインではKVKのZKM42N、ZKM42NSとSANEIのU3-9X-100、U3-9X-130の4種類の延長ソケット取り扱っております。
KVK 延長ソケットセット
KVKの延長ソケットは左右1組でセット販売しています。ストレーナが内蔵されているほか、流量調節止水弁付きです。
商品コード | 延長ソケット長 | ねじ | ツバ径 | 販売単位 |
ZKM42NS | 100mm | G3/4×PJ1/2 | φ53 | 1セット |
ZKM42N | 150mm |
SANEI 延長偏心管
SANEIの延長偏心管は1個単位で販売しています。湯・水それぞれの単水栓に分ける際にも便利です。ストレーナが内蔵されているほか、流量調節止水弁付きです。
商品コード | 延長ソケット長 | ねじ | ツバ径 | 販売単位 |
U3-9X-100 | 100mm | G3/4×PJ1/2 | φ50 | 1個 |
U3-9X-130 | 130mm |
クランクのねじが異なる場合も
2025年現在、水栓のクランクのねじは「G3/4」が主流です。しかし古い水栓では一部「W28山18ネジ」を使用している場合や、MYM製品では接続方法が他メーカーと異なる場合があります。また、オシャレな海外製の水栓ではクランク側が「G3/4外ネジ」のケースもあるようですので、交換前に接続部分の規格を確認することをおすすめします。
まとめ
延長ソケットはリフォームする施工業者の皆様がスムーズに水栓交換作業を進めるための重要なパーツです。KVKのZKM42Nはシンプルでコストパフォーマンスに優れた選択肢であり、SANEIのU3-9Xは1個単位で購入できるため、現場に合わせた柔軟な対応が可能です。現場の状況やニーズに応じて最適な製品を選び、作業効率をさらに向上させましょう。この記事が製品選びの参考になれば幸いです。
佐藤 陽子
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