本稿ではオフセット型砥石について解説します!

研磨だけじゃない!『金の卵 オフセット型』が切断作業で選ばれる理由

オフセット型の切断用砥石は、その形状から研磨用途で使用されることが多い製品です。しかし、メーカーではその切断能力を特にイチオシとしており、切断用途での高い性能が評価されています。本稿ではそんなオフセット型の切断用砥石『金の卵 オフセット型』の特長を切断用途に特化してご紹介します。

際切りを極めるオフセット型

施工現場で機器の入れ替えや改修作業を行う際、既存のアンカーボルトを処理することは避けて通れません。その際、ボルトを根本すれすれで切断することが求められる場面がありますが、この作業は一般的に難易度が高く、効率的に行うためのツールが必要です。

気を抜けないアンカーボルトの切断作業

既存のアンカーボルトを切断するとき、ボルトの突出部分が残ると、新しい機器の設置や配管作業などで干渉し、作業効率を大きく低下させる恐れがあります。かと言って、際を狙いすぎて刃が立った状態の砥石をコンクリートなどに当ててしまうのは危険です。そんな状態でも『金の卵 オフセット型』なら際のギリギリを狙うことができます。

オフセット形状が織りなす際切り

オフセット形状は砥石部分が取り付け位置の中心からズレている形状を差します。図1はオフセット型(商品コード:RGTKTO-10)と通常型(商品コード:RGTKT-10)の砥石を並べて比較した写真です。並べてみるとその差は顕著で、約7mm程度ズレています。このズレが際切りを可能にします。

オフセット型と通常型の比較画像

図1 オフセット型と通常型の単体比較画像。オフセット型は中央部が山のような形になっています。

 

実際に付けてみるとわかる確かな違い

図2は上記2つの砥石を実際にグラインダーに取り付けた写真です。砥石を抑える固定ナットに注目すると、通常型は砥石面よりも飛び出しているのに対して、オフセット型はツライチになっているのがわかります。今回使用したグラインダーはBOSCH GWS 7-100 E Professionalで、ナットは図3のようなサイズ感でした。

RGTKTO-10とRGTKT-10比較-2

図2 オフセット型と通常型を実際に取り付けた比較画像。オフセット型は砥石と固定ナットがツライチになっています。

固定ナットのサイズはφ30.9mm、厚み5.53mmでした。

図3 固定ナットのサイズ。実寸ではφ30.9、厚みは5.53mmでした。

 

実績十分!安心の材質

『金の卵 オフセット型』は、通常形状の同サイズモデル(商品コード:RGTKT-10)と同様の高品質な材質で製造されています。以下の材質構成により、施工現場で求められる配管パイプやアングル、ステンレスなどの切断が可能です。

●砥粒:アルミナジルコニア(AZ)
●粒度:#60
●硬度:P

通常形状モデル(RGTKT-10)と同様の材質を採用しているため、これまでに培われた実績と信頼をそのまま引き継いでいます。「オフセット型」という独自の形状が加わることで、さらに多様な現場ニーズに応えることが可能です。

使用頻度が高いならまとめ買いがお得

ベストパーツオンラインでは、『金の卵 オフセット型』を1枚単位もしくは1箱(10枚)単位でお選びいただけます。とりあえず使ってみたい方には1枚単位をおすすめします。一方、1箱単位ですと、1枚の単価を約4%抑えることができますので、使用頻度が高い方におすすめです。

商品コード サイズ 販売単位 基準価格
RGTKTO-10 108×1.0×15mm 1枚 ¥290 / 枚
RGTKTO-1010 108×1.0×15mm 1箱(10枚) ¥2,780 / 箱

※2025年2月時点の基準価格です。

まとめ

『金の卵 オフセット型』は、研磨用途から切断作業にまで対応可能な汎用性を持ち、施工現場の多くの課題を解決します。特に際切りが必要な作業では、その優れた性能が活き、作業効率と安全性を大きく向上させます。もし現場での作業効率や安全性を高めたいとお考えであれば、切断用途での活用も視野に入れ、この製品の導入を検討してみてください。

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寺島 佳希

業務部所属。皆様の施工のお役に立てるような部材をご紹介します。
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