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リフォーム現場で湯水が逆転!?困った時の逆配管ソケット

混合水栓の配管は、左側が給湯(温水)、右側が給水(冷水)という配置が長年にわたり慣習化されてきました。この配置は安全性と利便性のため、日本のみならず国際的な標準です。しかし、リフォーム現場や古い建物では、稀に湯水の配管が逆転している場合があります。こうした問題に直面した際、逆配管ソケットを活用すれば、簡単に標準の状態に戻すことが可能です。

湯水配管が逆転しても対応できる!

古い建物のリフォームや改修工事、あるいは壁面間際から給水配管を取り出している単水栓を混合水栓に入れ替えたいといった現場で、湯水の配管が逆転してしまった場合は、『逆配管ソケット』を使うことで、配管の逆転修正をスムーズに行うことができます。逆配管ソケットを使用せずに逆配管のまま水栓を取付ると、ユーザーが水を出したつもりでお湯が出てしまい、ヤケドする恐れもあります。

逆配管ソケットで安心

逆配管ソケット』はその名の通り、逆に来ている湯水配管を給水・給湯標準配置に戻すための部品です。KVK社の製品には、対応機種に合わせた壁付混合水栓用逆配管ソケットがあります。

Z458-1

Z458、Z458-2はそれぞれ1個からお取寄せ可能です。適合するシリーズについてはベストパーツオンライン商品ページでご確認ください。

商品コード 適合商品 取付ピッチ 販売単位
Z458 KF750シリーズ及び壁付混合栓用 87〜102mm 1個
Z458-2 KF770シリーズ及び壁付混合栓用

それぞれ適合シリーズが異なること、寒冷地用水栓には使用できないこと(一般地用水栓のみ適合)、壁からの出寸法が大きくなる点などに注意が必要です。また、吐水位置を確認し、吐水パイプの長さを調整するなどの対応が必要になる場合があります。

設置手順

逆配管ソケットの取り付けは、通常の壁付混合水栓とほぼ同様です。ソケット内部で湯水の流路が交差し、湯水配管逆転を修正します。取付け図はZ458を参照し、Z458-2の場合は左右のジョイントを取り付けるタイミングに注意が必要です。

Z458-2

図はZ458の取付け順を示しています。Z458-2の場合は、②のタイミングで左右のジョイントを水栓本体に取り付けてください。

メンテナンスの必要性

逆配管ソケット自体は特別なメンテナンスを必要としませんが、将来的なリフォーム時に湯水の逆転配管を確認できるようにしておくと、配管ミスのリスクが減り、施工も簡単になります。

まとめ

KVK社の『逆配管ソケット』は、配管が逆になっている湯水を正しい配置に戻すための部品で、リフォームや水栓の入れ替え時に非常に便利です。混合水栓の配管は、左が給湯・右が給水という配置が国際的にも標準化されていますが、古い建物や特定の施工方法では壁裏の配管が逆転していることがあります。このような場合に使用することで、水栓の給水給湯の吐水位置を標準の配置に戻し、ユーザーが直感的に水栓を操作することが可能になります。リフォームや改修工事の際に配管の逆転でお困りの場合は、ぜひご活用ください。

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佐藤 陽子

業務部所属。メルマガやECサイトから新商品の特徴や、新商品の情報をお届けしていきます!
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