漏水リスクを低減する防水換気スリーブ
防水換気スリーブ:施工の簡素化とリスク軽減
この防水換気スリーブは、大型フランジがスリーブに一体化されており、施工の手間を大幅に削減し、品質の一貫性を確保します。施工業者の皆様にとっては、この技術は時間の節約だけでなく、施工に伴うリスクの軽減にも寄与します。
標準タイプと伸縮式のの2種類をラインナップ
防水換気スリーブのラインナップは、施工の多様性と柔軟性に富んだ2種類をご提供します。標準タイプは基本的な壁厚に対応し、伸縮タイプは厚い壁や特殊な条件にも柔軟に対応可能です。これにより、どんな施工環境にも適応し、作業効率と品質の向上を実現します
標準タイプは換気用パイプφ75とφ100の2アイテム
標準タイプの防水換気スリーブは、まず防水シートを貼った壁を開口し、本製品を差し込んでネジで固定します。その後、フランジ端面の隙間が見えないように防水テープを貼ります。大型フランジのおかげでテープの貼り付けもスムーズです。スリーブ本体の外壁側には5mm間隔のカットラインが付いており、現場での長さ調整が容易です。特にPSYB-100は、室内側スリーブに10mm間隔のカットラインがあり、壁厚の微調整が可能です。また、ドレン排水のために2度の傾斜角が設計されているため、スリーブの勾配調整は必要ありません。
品番 | 壁穴寸法 | 適合壁厚 | フランジサイズ |
PSYB-75 | φ85 | ~100mm | □120mm |
PSYB-100 | φ110 | ~200mm | □150mm |
標準タイプの施工イメージ
伸縮タイプはφ75・φ100・φ150の3アイテム
伸縮タイプの防水換気スリーブは、厚い壁や特殊な条件にも柔軟に対応します。設置は、最初にスリーブ(内側)を引き出して、現場の壁厚に合わせた位置で10㎜ピッチで設置されているツメを利用して長さを固定します。その際、ドレン水が漏れないように内筒と外筒の隙間をアルミテープで仕上げてください。その際、伸縮タイプはスライド機構を搭載している為、施工時に勾配を取らなければならない点に注意が必要です。なお、パイプファンを取り付ける場合は、スリーブ(内側)を外して反転させることで簡単に取り付けが行えます。
品番 | 壁穴寸法 | 適合壁厚 | フランジサイズ |
PSYB-75S | φ85 | ~150mm | □120mm |
PSYB-100S | φ115 | ~200mm | □150mm |
PYSB-150S | φ165 | ~200mm | □230mm |
伸縮タイプの施工イメージ
まとめ
防水換気スリーブにより、屋外用換気口の設置が簡単かつ確実になりました。標準タイプのPYSB-75/100や伸縮タイプのPYSB-75S/100S/150Sを利用することで、施工業者はあらゆる現場にも柔軟に対応でき、時間とコストの節約に加えて漏水リスクを大幅に低減します。
室橋尚哉
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