化粧管を傷つけずにラクラク締め付け!ラチェットハンドル式の「グリップレンチ」をご紹介
2023.09.27
美しく輝く化粧管を傷つけずに締め付けたい―これは、すべての施工業者に共通する願いです。しかし、一般的なパイプレンチは配管が滑りにくいように設計されている一方で、この工夫が逆に化粧管に傷をつける要因となってしまいました。従来は、ウェスを噛ませるなどの工夫をしていましたが、それでも十分な解決には至りませんでした。この記事では、ラチェットハンドル式の「グリップレンチ」がどのように施工業者の作業を劇的に改善するのか、ご紹介します。
化粧管13Aを傷をつけずに簡単に締め付ける
こうした課題に対する解決策として、松阪鉄工所(MCC)が開発した化粧管13A専用「グリップレンチ」が登場しました。この工具は、化粧管を傷つけず、化粧管13Aの胴部分を掴むアタッチメントが樹脂製で、締め付ける際に傷つけない構造になっているため、従来の方法に比べて大きな進歩を遂げています。
壁から化粧管までの隙間が20mmあれば締め付けが可能
「グリップレンチ」は、化粧管13A(銅製クロームメッキ給水管、ステンレス製給水管)を傷つけずに、簡単に締め付けることができるレンチです。壁から化粧管までの隙間が20mmあれば、作業が可能となります。また、このレンチはラチェット機構を搭載しているため、レンチを何度も取り付け直すことなく、連続して回すことができます。これにより、作業効率が大幅にアップします。
化粧管13A用「グリップレンチ」
化粧管の胴部分を掴むアタッチメントは樹脂製で、交換が可能な構造であるため、非常に経済的です。交換する際は「マイナスドライバー」を使用して簡単に取り外せます。交換時期は、アタッチメントの汚れや油、水分をきちんと取り除いたにも関わらず滑る現象を目安としてください。
品 番 | 長 さ(mm) | 質 量(g) |
GW-C13 (本体) | 200 | 390 |
GWA13(アタッチメント) | ー | ー |
まとめ
「グリップレンチ」は、化粧管に傷をつけず、しかも、ラチェットハンドル式なので簡単に締め付けができます。壁から化粧管までの隙間が20mmあれば、作業ができ、ラチェット機構のおかげで、連続作業ができるため、作業効率が大幅に向上します。さらに、アタッチメントは樹脂製で交換可能な構造となっており、非常に経済的です。これにより、化粧管の締め付け作業がより効率的かつ経済的に行えます。
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星孝幸
2013年入社。給排気筒担当。1963年生まれ
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