ヘッダーボックスに最適!セミオーダーで製作できるフリーサイズボックス

温水暖房システムで各放熱端末へ温水を分配する際に使われることの多いヘッダー。面積の広い施設やロードヒーティングなどではヘッダーの設置場所が屋外になることも少なくありません。ヘッダー周辺には樹脂部材や熱動弁など通電している機器もあり紫外線や雨の対策を考慮しなくてはいけません。本稿ではヘッダーや周辺設備のサイズに合わせてセミオーダーできる「フリーサイズボックス(屋根付)」をご紹介します。

高さ・幅・奥行、約50通りの豊富なバリエーション

「フリーサイズボックス(屋根付)」は、奥行160~250mm、幅500~1200mm、高さ500~900mmの範囲内の寸法で、約50通りの組合せを選択できます。例えばヘッダー周りの部材がすべて一体となっている「ヘッダーセット668(品番:6686P5S1)」で最も長い14回路の幅は950mmですから、フリーサイズボックスなら十分収めることができます。

底部開口済みで現場での加工不要

底部加工のイメージ図

あらかじめ底部が開口されている「フリーサイズボックス(屋根付)」は、現場で苦労する枝配管用の穴あけ作業を行う必要がありません。もちろん工場で加工しているので現場で穴あけ作業をするよりも仕上がりもキレイです。

底部開口寸法 W
D 500 600 700 800 1200
160 450×110 550×110 650×110 750×110
200 450×150 550×150 650×150 750×150 1120×150
250 450×200 550×200 650×200 750×200 1120×200

側面の穴あけも無料

側面開口のイメージ

ヘッダーの主管を通す場合など側面に穴あけが必要になるケースにも対応。穴径と位置の情報があれば側面の穴加工も無料で行うことができます。

加工前はIP44の防水性能でヘッダー周辺への水滴の侵入を低減

底部が開口されている「フリーサイズボックス(屋根付)」は、IP等級を付けることができませんが、仮に開口がなかった場合にはIP44の防塵防水性能を有しています。よって開口されている底部以外からの雨などの水滴の侵入は非常に少なく、ヘッダーに付随する樹脂や電気部品への影響を抑えることができます。

フリーサイズボックスのサイズバリエーション

幅が広いサイズは両扉タイプ

コンパクトな片扉タイプ

板厚2.3mm H
D W 500 600 700 800 900
160 500 片扉 片扉 片扉 片扉 片扉
600 片扉 片扉 片扉 片扉
700 片扉 片扉 片扉
800 片扉 片扉 片扉
200 500 片扉 片扉 片扉 片扉 片扉
600 片扉 片扉 片扉 片扉 片扉
700 片扉 片扉 片扉 片扉
800 両扉 両扉 両扉
1200 両扉
250 500 片扉 片扉 片扉 片扉 片扉
600 片扉 片扉 片扉 片扉 片扉
700 片扉 片扉 片扉 片扉
800 片扉 片扉
1200 両扉 両扉

品番:CFH 厚さ(D)ー横幅(W)高さ(H)

例えば厚さ160、横幅500、高さ700の場合はCFH16-57となります。

まとめ

ヘッダーの設置場所が屋外になる場合は、樹脂部材や熱動弁などの紫外線や雨の対策を考慮しなくてはいけません。その点、「フリーサイズボックス(屋根付)」なら、開口された底部以外は防滴性能を備えているので安心です。また、厚さ160~250mm、幅500~1200mm、高さ500~900mmの範囲内で、約50通りもの豊富なバリエーションをラインナップしているため、系統数やヘッダーの種類に合わせて選択できます。
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大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社 2008年入社(36歳) 温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。 MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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