フルボアバルブにニップル機能を搭載したFF3型フルボアコンパクトボールバルブ
2022.08.01
バルブにニップルを接続するとメンテナンス性は改善しますが、接続箇所が増えて漏水リスクが高まります。ニップルの厚みの分だけ内径が細くなり流速が速くなったり、思いのほか設置スペースが必要になるという不満もあるでしょう。それらを一気に解決するのがFF3型レバーハンドルボールバルブ(フルボアコンパクト)です。
ヘッダー側にニップル機能を搭載
フルボアボールバルブのヘッダー側には、必ずと言っていいほどニップルを組み合わせます。そして、配管側にはオスアダプタを使います。日頃、当たり前のように行っている接続作業が、地震などの振動の影響を考えると、シール剤やパッキンを使用する接続箇所は減らした方が良いに決まっています。その点、FF3型レバーハンドルボールバルブ(フルボアコンパクト)は、ヘッダー側にニップル機能を搭載しているので漏水確率を低減できるほか、設置スペースの最小化も可能になります。
ニップルを組み合わせるより約10%コンパクト
FF3型レバーハンドルボールバルブ(フルボアコンパクト)は、FF2型レバーハンドルボールバルブ(フルボアコンパクト)に砲金ニップルを一体にしたことにより、サイズにかかわらず概ね10%程度の省スペース化に成功しています。ヘッダーは狭い場所に隠したり、ヘッダーボックスに収めるなど設置スペースに制約があることが多いため、ヘッダー周辺の配管スペースが増えるメリットは絶大です。
売れ筋サイズならニップル搭載型が選べる
品番 | ねじ |
FF3-15 | R1/2×Rc1/2 |
FF3-20 | R3/4×Rc3/4 |
FF3-25 | R1×Rc1 |
まとめ
配管スペースに限りがあるヘッダーの主管接続側には、フルボアボールバルブにニップルを搭載したFF3型レバーハンドルボールバルブ(フルボアコンパクト)がオススメです。現場でのシール剤やパッキンを使用した接続箇所を減らすことで省施工と漏水リスクを低減するだけでなく、本体が約10%もコンパクトになり設置スペースの制約を解消できます。ただし、選択肢は25Aまでとかなり限られます。
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大宮彰大
営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(36歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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