※この記事は2021年7月1日に公開した記事ですが、校正し直し2022年8月19日に再度公開しました。

人員削減と施工時間短縮を実現

既設配管の業務用マイコンメーターを入替える際、メーターや配管の移設が伴うことがあり、施工者の経験が大きな壁でした。40kg～70kg近くある大型のマイコンメーターを支えるには最低2名、加えて配管の接続を行う人員が1名でトータル3名の人員で作業が必要です。ですが、「メーター架台（MKシリーズ）」を使用すれば2人で安全に作業することが可能になります。

図１：通常、重量のあるマイコンメーターを交換する場合は、3名の作業員が必要でした。

メーターを仮置きできるので、配管接続作業が安全に行える

「メーター架台（MKシリーズ）」を使用する場合、架台を先に組立ておけばメーターを仮置きできるので、重い業務用マイコンメーターを支えることなく、配管の接続作業が行えます。加えて3名必要だった配管作業も2名いれば充分行えますので、他の仕事に手を回すことが可能になります。

高さ、水平、勾配調整もカンタン

図２：メーター設置後も30㎜まで高さの微調整が可能です。

業務用マイコンメーターを「メーター架台（MKシリーズ）」に仮置きした場合、30㎜まで高さを微調整することが可能です。

図３：キャク部のボルトの締付位置により、最大15㎜まで高さ調整をすることが可能です。

ゴムシート、絶縁ゴムが付属しているのでメーターとの絶縁も付属品で対応可能

図４：部品調達することなくメーターとの絶縁まで可能です。

「メーター架台（平地置用）（品番：MK-30）」、「メーター架台（平地置用）（品番：MK-60）」にはゴムシートが4枚、「メーター架台（平地高置用）」には絶縁ゴムが4個付属しておりますので、部品調達することなくメーターとの絶縁もとることができます。

業務用マイコンメーター25～100号を高さ205～305mmで設置する「メーター架台（品番：MK-30）」

「メーター架台（平地用）（品番：MK-30）」は1台から翌日出荷可能です。

業務用マイコンメーターの25～100号まで設置できる平地置仕様の「メーター架台（平地置用）（品番：MK-30）」。任意の幅で設置ができる為、様々なサイズのメーターに対応します。また、ゴムシートが4枚付属しておりますので、メーターとの絶縁も部品調達することなく可能です。基礎への固定はM10のアンカーを使用して下さい。

業務用マイコンメーター25～100号を高さ402～602mmで設置する「メーター架台（品番：MK-60）」

「メーター架台（平地用）（品番：MK-60）」は1台から翌日出荷可能です。

「メーター架台（平地置用）（品番：MK-60）」は高さ402~602の間で調整できるので、積雪の多い地域にオススメです。高さを出す分、架台の形が変わっていますが、「メーター架台（平地置用）（品番：MK-30）」との違いは、高さのみになります。高さが205～305㎜の場合は、「メーター架台（平地置用）（品番：MK-30）」、402～602㎜の間で設置したい場合は、「メーター架台（平地置用）（品番：MK-60）」を選定して下さい。こちらも基礎への固定はM10のアンカーを使用して下さい。

700以上の高さで据付したい場合は、「メーター架台（品番MK-90M・MK-90L）」

寒冷地にニーズが多い「平地高置用メーター架台（品番：MK-90M）」は、1台から翌日出荷可能です。

「平地高置用メーター架台（品番：MK-90M）」は、業務用マイコンメーターの25号と40号専用の高置き架台です。メーターを乗せるベースが横方向に自在にスライドするので各種大きさのメーターに対応できます。一方、「平地高置用メーター架台（品番：MK-90L）」は、業務用マイコンメーターの60号と100号専用の高置き架台という設定です。もちろん、仮置き後の微調整機能が付いています。基礎への固定はM10のアンカーを使用して下さい。

まとめ

業務用マイコンメーターの設置は、経験豊富な施工者が必要でした。さらに、ハヤウマなどのアングル材で架台を製作すると、仮置き後に高さ方向や奥行き方向への微調整が難しく、組み直しや切断加工、そして錆止め加工が発生しますので時間と労力がかかります。しかし、今や仮置き後に高さ方向や水平方向の微調整、水切り勾配への角度対応ができる「メーター架台（MKシリーズ）」を使うことで、施工者の経験の問題もカバーできるようになりました。かつてハヤウマで製作していた頃と違い、設計・切断・部品の調達をする事なく業務用マイコンメーターを取り付けられる「メーター架台平地置用（MKシリーズ）」を使用して、時間短縮・安全・人員削減をしてみてはいかがでしょうか。