ステンレスフレキシブル管の長さ調整には「伸縮継手」が便利です。
フレキ管の長さを~22㎜の範囲で調整できる
壁掛給湯器の入替工事では、入れ替える給湯器の大きさや配管取り出し位置で給水給湯配管の長さが変わることがあります。配管を新たに結びなおす際、何らかの理由で長さが不足してしまった場合の対処法として「伸縮継手」を使用すれば、~22㎜の範囲で延長することが可能です。
一般的な使い方は混合栓のブレードホースと止水栓の長さ調整だが、給湯器の給水給湯配管の長さ調整にも有効
シンク下の止水栓と混合栓を結ぶ際の長さ調整用として用いられることが一般的な片ナット伸縮継手。一方で、給湯器の入替時に発生する給水給湯配管や追い焚き配管の再接続作業にもとても有効です。継手本体長さを含め、「片ナット伸縮継手(品番:SKGG-1313SL)」の場合は44.5~66.5㎜の間22.0㎜で微調整できます。
給湯器には呼び径20×13が便利
現在販売されている給湯器の大多数において、給水給湯配管のねじ径はパッキン止水が可能なG3/4(20A)で設定されています。よって、異径サイズの「片ナット伸縮継手(品番:SKGG-2013SL)」を給湯器直下に使用すれば、既存配管の接続径がR1/2(15A)でも異径アダプタや異径フレキニップルでサイズ変換する必要がなくなります。使用する部材の点数を減らすことは、漏水リスクを軽減することはもとよりコストダウンにも直結しますので、用途が給湯器の場合は異径サイズの「片ナット伸縮継手(品番:SKGG-2013SL)」をオススメします。
品番 | GねじA | GねじB | L1 | L2 | 調整長さ |
SKGG-1313SL | 1/2 | 1/2 | 44.5 | 66.5 | ~22㎜ |
SKGG-2013SL | 3/4 | 1/2 | 47.0 | 69.0 | ~22㎜ |
まとめ
給湯器の入替工事における給水給湯配管の結び直しで、ステンレスフレキシブル管などの長さが不足した場合の微調整には「片ナット伸縮継手(品番:SKGG-1313SL)」が便利です。0~22mmの間で長さが変えられますので、特に既存配管を生かさざるを得ない場合などで高い効果を発揮します。また、給湯器直下で調整をしたい場合は、ナットがG3/4タイプのSKGG-2013SLをご使用いただければ、他の変換継手が不要になり漏水リスクと部材コストを同時に削減することができます。
佐々木 克仁
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