※この記事は2020年10月6日に公開した記事ですが、Y型端子のラインナップを追加し2023年1月20日に再度公開しました。

絶縁圧着端子で安全性と作業性をグンと上げる

給湯器メーカー各社の工事説明書には、ほとんどの場合「Y形端子」としか記載がありません。一方で、圧着端子の種類は多岐に渡るため選定に迷うケースもあると伺います。ベストパーツでは、給湯器のリモコン工事には絶縁不良によるリスク回避と別途絶縁処理をする手間を省く【絶縁圧着端子】の使用をオススメしています。

給湯器のリモコン配線には”TMEX-1.25モデル”がオススメ

「銅線用絶縁被覆付圧着端子　Y形先開型」は1箱から当日出荷です！

ガス・石油給湯器やエコキュートなど、一般住宅向け給湯器用リモコンの端子部固定用のビス径は、3mm～5mmが一般的です。また、一般的にリモコン線は、より線0.3～0.75㎟が指定サイズですので、給湯器のリモコン線に使用する絶縁圧着端子は、より線0.3～1.65㎟に対応する”TMEX-1.25モデル”をオススメします。

端子台にツメを引っ掛かけ、脱落を防止する「ツメあり」タイプ(W型)

「銅線用絶縁被覆付圧着端子　Y形先開型　Wタイプ（ツメ付）」は1箱から当日出荷です！

端子台にツメが引っ掛かるため、通常のY形端子よりも脱落しにくいのがこちらの”ツメあり”タイプです。端子台のビスを締め込む際も、端子台にツメが引っかかるため施工がしやすいというお声も頂戴しております。施工やメンテナンスのしやすさと脱落のしにくさを両立させたい場合はこちらをお選びください。

絶縁圧着端子を使用する際のポイント

使えるのは「より線」のみ

絶縁圧着端子が使用可能なのは、「より線」のみです。単線の場合は差込コネクタや閉端子をご利用ください。

圧着工具の歯口は「2枚歯」のみ

圧着工具は裸圧着端子と絶縁圧着タイプでは形式が違います。違うものを使用した場合は圧着不良を起こしますので、絶縁圧着端子を使用する場合は、必ず歯口が「2枚歯」のものをご使用ください。

圧着工具ならマルチに使える「P-704」がオススメ

「圧着工具 簡易型 （品番：P-704）」は1丁から当日出荷です！

簡易型ですが、裸圧着端子・絶縁圧着端子・スリーブの圧着から、線の切断や被覆剥きまで1台でこなせるのがこちらの「P-704」です。リモコン線程度であれば充分な能力を発揮しますので、それぞれ個別に揃えるのが難しい方にはオススメです。

まとめ

給湯器のリモコン線工事で使われる圧着端子。ベストパーツOnlineでは、安全性と作業性に優れた【絶縁圧着端子】をオススメしています。機器メーカーの工事説明書に記載されている”Y形端子”を使用する際は、”TMEX-1.25モデル”をご選定ください。コスト優先であれば「ツメなしタイプ」、施工性と脱落のしにくさを求める場合は「ツメありタイプ」を選定してください。圧着には、裸端子やスリーブも圧着可能なマルチタイプの「圧着工具 簡易型（品番：P-704）」をオススメいたします。