断熱ドレンホースなら、高温多湿の真夏の環境下でも結露を防止。だから、隠ぺい配管でも安心です。
※この記事は2020年8月12日に公開した記事ですが、修正を加え2022年3月25日に再度公開しました。
高い防露性能だけじゃない!断熱ドレンホースを利用するメリット
「断熱ドレンホース」を使うだけで、ドレン配管による壁内結露の心配がなくなります。さらに、ドレン水が流れやすい構造なのでドレンつまり対策にも。しかも、施工時には曲げ部の扁平やつぶれに配慮する必要がありません。
高温多湿な真夏の環境下でも威力を発揮する防露性能
図1をご覧ください。断熱ドレンホースなら、高温多湿な真夏の環境下(ドレン水温15℃・外気温30℃・相対湿度70%)でもドレン配管の表面結露を防止する抜群の防露性能があることが見て取れます。よって、ドレン配管による壁内結露クレームは発生しないといえます。
なお、直射日光が照射する壁面に隠ぺい配管するなど、防露範囲を超える超過酷な配管経路の場合は、「断熱粘着テープ(品番:DHV-5010)」を使って保温材の増し巻きで対処してください。
防露性能だけではない優れた特色
内面が平滑でドレン水が滞留しにくい
一般的なドレンホースは、ホース内面がジャバラ状なので1/100の勾配を取っていてもドレン水がスムーズに排出できず室内機からの漏水事故に発展する場合があります。しかし、因幡電工の断熱ドレンホースなら、内面にフラット加工が施されており平滑なため、横引き配管でもドレン水が滞留しにくく、すみやかに排水することができます。また、すみやかな排水は壁内結露の予防にも通じます。
やわらかいのにつぶれにくい
ドレン配管を施工するうえで、最も気を使うのが曲げ部の扁平やつぶれです。数ある断熱ドレンホースの中でも、とりわけ断熱ドレンホースは、そんなご心配にも及ばない優れた施工性を実現しています。驚くほどやわらかいのにつぶれにくいと誰もが実感していただけるはずです。これは、断熱層が内層と外層から独立している構造で、かつ、スパイラル形状である構造に由来します。
機器に合わせて使い分けられる3サイズ
サイズは空調機に付属している本体ドレンホース太さに合わせて3サイズをご用意しております。それぞれ施工する空調機の規格に合わせてご選定ください。
品番 | 内径 | 外径 | 保温材厚 | 全長 | 最小曲げ半径 |
DSH-14 | φ14.5 | φ26.5 | 6㎜ | 20m | R67 |
DSH-20N | φ19.0 | φ31.0 | 6㎜ | 20m | R78 |
DSH-25N | φ25.0 | φ37.0 | 6㎜ | 20m | R93 |
まとめ
空調機のドレンを隠ぺい配管する場合、一般的なドレンホースを使用すると配管の内外温度差による表面結露が発生し、周辺の壁内結露に発展する恐れがあります。また、内部がジャバラ構造のドレン配管を横引きに用いると、すみやかにドレン水を排水できず、場合によっては室内機からの漏水事故につながりかねません。そんな問題を解決した断熱ドレンホースは、曲げ部で扁平やつぶれが発生しにくいうえ、一般的なカッターナイフで切断できるなど、施工面でもご満足いただける魅力があります。是非、一度断熱ドレンホースをお試しください。
佐々木瞭
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